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新丸ビルがオープン

   金曜日にオープンした「新丸の内ビルディング」に行ってきました。あれだけ大きな建物が、全階人人人で埋まってしまったのにはびっくり。新規オープンというのは本当に凄いですね。まず、ビルに入って最初の印象は、通路のスペースが広く、また、いたるところにソファが置いてあるなど、ゆとりある設計を感じさせ中々グッドです。

   混雑の中を、一応、各フロアを見て廻りましたが、ショッピングもグルメの店も、当然、新しいのはみんな綺麗で高級感があり、思わず中に入りたくなります。貰ったフロア・ガイドによると、ビル全体で153店舗とか。

   折角なので昼食はこのビルでと思ったらどの店も人で溢れ、中には「ランチは売り切れました」という貼り紙がしてある店が幾つもあったりして、結局、地下で繋がっている隣の丸ビルで食べることになってしまいました。丸の内の新名所の誕生で、当分、この状況が続きそうですが、一時経って落ち着いたら、また行こうと思っています。

気が重い試合観戦

   レッドソックスヤンキース戦を観ての感想は、野球が楽しめないというのが偽らざる心境ですね。やっぱり、日本人同士の対決は気が重く、観てて疲れます。松坂は3回までは、初対決の松井をセンター・フライに討ち取るなどで、好調な滑り出し。しかも、味方が2点を先制してくれて、とてもいい感じで投げてました。

   ところが、4回になったら、突如、制球を乱してロドリゲス、ジアンビ、松井に連続四球を与えて無死満塁。そして、ポサダ、デーモン、ジーターにタイムリー・ヒットを打たれ4点も取られてたちまち逆転され、ポーカー・フェイスを装いながらも眼は虚ろで、惨憺たる状況になってしまいました。

   しかし、このところのレッドソックスの打線好調で、あっという間に再逆転し、その後追加点を重ねてレッドソックが勝ち、6回を投げた松坂は幸運にも勝利投手。投打が噛み合わないヤンキースは7年ぶりの7連敗で、監督を始め選手の顔は暗く沈んでいました。それにしても、今後、松坂がイチローや松井と対決する試合は観ない方が、気が楽かも知れません。

青春の思い出

   最近、ある本を読んでいたら、中原中也の名前が出てきて、ふと青春時代を思い出しました。30歳の若さで世を去った中原中也の愛好者沢山います。私もその一人ですが、何年か前、山口県の湯田温泉に行った際「中原中也記念館」に寄って、自筆の原稿やペンを目の辺りにした時には本当に感動しました。

   中原中也の短い人生で最も鮮烈な出来事は、一人の女性を巡っての文芸評論家小林秀雄との三角関係かも知れません。愛する女性が、やがて自分が敬愛している小林秀雄の元に行ってしまった悲しみが詩に表れているようです。恋に落ちたのは中原中也17歳、女性20歳の時で、別離はその一年後に訪れます。ちなみに、小林秀雄は中原中也より5歳年上で女性は劇団の女優。

   独特の寂寥感に満ちた中原中也の詩集、今も私の本棚に大切に収められていてたまに読みます。有名な「よごれっちまった悲しみに……」の救いようのない寂しさは中原中也そのものです。その日、長門峡にも寄ったのですが「冬の長門峡」が刻まれた石碑がぽつんと建ってました。

   《長門峡に、水は流れてありにけり。 寒い寒い日なりき。 われは料亭にありぬ。 酒酌みてありぬ。 われのほか別に、 客とてもなかりけり。 水は恰も魂あるものの如く、 流れ流れてありにけり。 やがても蜜柑の如き夕陽、 欄干にこぼれたり。 あゝ!――そのやうな時もありき、 寒い寒い日なりき。》。その周辺に漂っていた暗い寂しさを今も鮮明に憶えています。

驚愕の映像

   先日、テレビの「ドリーム・ヴィジョン」という番組で大変な映像を見てしまいました。スーパー・カメラが引田天巧のイリュージョンのトリックを完全に暴いたのです。それは椅子に座っている男性にカバーを掛けて、取った瞬間消えているというよく見る手品。

   前から、そのタネを知りたくて知りたくて仕方なかったのを、テレビ局がものの見事に叶えてくれました。この番組、ゴールデン・アワーの放送だったので見た人沢山居ると思いますが、誰もみんな唖然、呆然としたことでしょうね。

   そのトリックの一部始終を見た感想は「緻密に組み立てられた大掛かりなパズル」といった印象です。それも、裏方の人の誰がミスっても大変なことになる綱渡りのワザの連続で、本当にびっくりしました。見なかった人に言葉で説明するのは至難のことですが、誠に鮮やかの一語に尽きます。

   それにしても、最大の驚きはプリンセス天巧がよくもその撮影を許可したということ。しかし一方、不思議さを楽しむ手品好きの夢を奪ってしまった罪もあるかも知れません。いずれにしても、録画した驚愕の映像、永久保存です。

プロ棋士とソフトとの対決

   最初の頃のコンピューター将棋は、私のような街の将棋クラブのヘナチョコ初段でも、簡単に勝てる弱いものばかりでしたが今はまったく違います。プロの高段者ですら苦戦する強いソフトがどんどん出てきて、少し前、日本将棋連盟米長邦雄会長は、公の場でプロ棋士がソフトと対局することを禁じました。

   つまり、プロ棋士がソフトに負けたなどと報道されたら、プロの沽券に関わる由々しき問題と危機感を抱いたからです。しかし、巷では「プロが脅えている」とか「いつまでも逃げ回っているのはおかしい」という声が大きくなって、考えざるを得なくなったのがプロ棋士とソフトの正式な対決。

   相手は、目下、最強と言われる「ボナンザ」(フリーソフトでダウンロード出来るみたい)です。このソフトを開発したのは東北大学大学院理学研究科で理論化学を研究している31歳の保木邦仁氏。しかし、この方の棋力はアマ7,8級程度というのが面白いところですね。

   それで、この世紀の対決は3月21日に「竜王」のタイトルを持っている渡辺明九段品川プリンスホテルで、沢山のお客さんや記者が見守る中で実現しました。そして、途中は「ボナンザ」に苦しめられる場面もあったようですが、結果は渡辺九段が勝ってプロの面目を保った次第。負けていたら日本将棋連盟は大変なことになるところでした。本当によかったです。

余計な心配

   映画「どろろ」がヒットした女優の柴咲コウさんの初ライブの話が「週刊現代」に載ってました。柴咲さんは女優業の傍ら、これまでにシングル13枚、アルバム3枚をリリースしているミュージシャンの顔も持っていて、映画「黄泉がえり」の主題歌「月のしずく」はミリオンセラーになり、また、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の主題歌「かたち あるもの」も60万枚を超える大ヒットを記録してるそうです。

   レコード会社の話によると「多くの場合、アルバムをリリースした後は、全国ツアーなどを組み、ライブで曲を披露するのが通例ですが、柴咲さんは女優業がメインとはいえ、過去に一度もライブを行っていない」のだとか。

   それが、今年の8月に初ライブを行うことを発表したそうですが、今までライブを行わなかった理由として、本人の「女優が本業なので、とてもそんな自信はない」という事と、柴咲さんは惚れやすい性格なので、バック・ミュージシャンとリハーサルを重ねるうちに恋に落ちるのを気にした事務所が止めていた(?)とは余計な心配ですよね。

価値ある最優秀選手

   スコットランド・リーグ中村俊輔選手のMVP、とても嬉しいです。ヨーロッパの主要リーグでの日本人のMVP受賞は初めてだとか。それにしても、投票は全選手によるものということは、敵からも味方からも評価された訳で、選手にとって最高の栄誉ですね。

   優勝を決めた対キルマーノック戦のフリー・キック。ゴールキーパーが一歩も動けないゴールを左下隅に決めて、ストラカン監督に「ナカは天才だ。彼のテクニックは、私がこれまでかかわってきた選手のうちで最高」と言わしめた中村選手、本当に凄いです。

   中村選手は蹴る直前、キーパーの体重が微妙に右に移動しようとしてるのを読んで、左下隅を狙ったのだそうですが、今シーズンはこんなシーンを何回も観ています。何しろ、リーグ戦9得点のほとんどが価値あるもので、優勝の貢献度が大きく、また、絶妙なパスワークやフェア・プレイなども、日頃から観客や記者に絶賛されているのですからMVPの受賞、大いに頷けます。

   中村選手はセルティックとの契約は後一年で、すでに残留を宣言していますが、かねてからラブコールを送っているレアル・マドリードなど色々なチームからオファーが殺到して、今年の夏の移籍市場の目玉になると新聞は報じています。果たしてどうなるのでしょうか。

裁判官の人間性

   堅苦しい裁判官を身近なものにしてくれる面白い本を紹介します。長嶺超輝著「裁判官の爆笑お言葉集」(幻冬舎新書)。実に愉快です。先月の出版ですが、すでに10万部も売れているとか。著者の長嶺さんは、九州大学の法科を出て、弁護士を目指しましたが挫折し、現在は裁判所を巡ってエッセイを書くというユニークな仕事をされてる方で、言わば裁判傍聴のオーソリティ。

   裁判を見たことのない人にとっては、裁判官は恐い顔をして、判決文を読み上げる堅いイメージしかありませんよね。ところが、裁判官は「補充質問」や「判決理由」なので色々と人間的なことを言ってるようで、この本を読むと、裁判官も我々と同じ人間なんだぁという親しみがわいてきて、法律の番人の違う一面を見た感じがします。

   この本は著者が傍聴したり、人から聞いた裁判のことをあれこれと書いているのですが、ある裁判官は判決文を読み上げたあと「多少厳しいことを言いましたが、私は犯罪を止めさせるのが仕事ですから」とか、また別の裁判官は「いい加減、これっきりにして下さい」と怒りを露わにしたり。

   中には「あなたの子供が中学生になるまでに出所出来るよう、一年八ヶ月の実刑にしました」みたいな、とても人間的で優しいことを言ってるのに驚きます。長嶺さんによると、普通は報道されないこういった裁判官の話が聞きたくて、傍聴にハマってる人が結構いるんだそうです。

10枚組CDの凄い価値

   先日、池袋のHMVで10枚組の大変貴重なCDを見つけました。輸入盤のバーゲンのコーナーにあったのです。値段が10枚で何と3000円。タイトルは「20th CENTURY MAESTROS」で、その内容が凄いのです。何しろ二十世紀を代表する指揮者ばかりが、得意の曲を演奏しています。

   フルトヴェングラートスカニーニカラヤンベームライナーメンゲルベルグクーセヴィッキーチェルビダッケセルワルターの10人。ただ難点は、録音が古くて音が悪いこと。フルトヴェングラーやトスカニーニの時代に、いい録音の音源がある訳がなく、これは仕方がないことです。

   フルトヴェングラーがベルリン・フィルを振っているブルックナーの交響曲第7番。ジョージ・セルがチェコ・フィルを指揮したドボルザークの「新世界」。カール・ベームがベルリン・フィルでシューベルトの「未完成」などの名演ばかり。CD屋では、店内を隅から隅まで見るものだと、つくづく思いました。

償いのノーベル賞

   世界中、毎日のように凄まじい殺傷事件が後を絶ちません。その根源は火薬。人類が火薬を発明したことが本当に悔やまれます。さて、ノーベル賞を創設したのは言わずと知れたアルフレッド・ノーベル。ノーベル賞は、物理学、化学、医学、文学、平和、そして経済学の6部門に与えられる世界で最も有名で権威ある賞です。

   ところで、よくダイナマイトの発明はノーベルと言われていますが、調べてみたら、実はその原料のニトログリセリンは、イタリアの科学者アスカニオ・ソブレロという人が発明し、最初、この火薬は簡単に爆発してしまい、とても扱いが難しかったのだそうです。

   その液体のニトログリセリンを、珪藻土というものにしみ込ませると、この爆薬が扱いやすくなるのを発見し、それを「ダイナマイト」と名付けたのがノーベルだったのですね。そして、この爆薬は戦争などでどんどん使われて、彼は、一躍、大資産家になりました。

   ところが、世間の誹謗中傷はノーベルに集中し「血を好んだ卑劣感」などと言われ、名誉挽回で遺言により私財を投じて設けたのがノーベル賞なのだとか。しかし、人類は火薬によって、実に沢山の尊い命を失い、火薬がなかったらとつくづく思います。

知的な言葉の遊戯

  アンブローズ・ビアス著「悪魔の辞典」(角川文庫)という有名な本があります。辞典と言っても、皮肉やブラック・ユーモアに満ちた知的な読み物で、昔から大好きです。そのパロディで劇作家の別役実さんが「当世悪魔の辞典」(朝日文芸文庫)という本を書いていて、面白いので紹介します。

   例えば「嘘」という項目にはこんな風に書いてあります。《最初にやや声を落とした「これは本当のことだけどね」という言葉から開始される全ての話と、最後にやや声を落とした「これは本当のことだよ」という言葉で締めくくられる全ての話。そして、最初にも最後にも「本当だよ」という証明のつかない、全ての話》。

   また、「煙草」は《火をつけて煙を出し、その煙をかたわらにいる人間に吹き付けて、いやがらせをするためのもの。従ってかたわらに誰もいなかったり、いてもその人間が煙草の煙をいやがらないと、「何となく煙草を吸ったような気がしない」という人間が増えている。最近、喫煙者が激減しているのは、そのためであろう》とか。知的な言葉の遊戯を楽しみたい人にとって、格好の読み物です。是非、一読を。

「長いお別れ」の新訳

   レイモンド・チャンドラー著、村上春樹訳の「ロング・グッドバイ」(早川書房)。本屋の新刊コーナーにうずたかく積まれていて、店員さんの話によると、かなり売れているそうです。

   この有名な小説は、昔から「長いお別れ」のタイトルで知られているので「ロング・グッドバイ」は、ちょっと違和感があるのですが、原題をそのまま使ったのは、二番煎じではないことを強調する一つの販売戦略なのでしょうね。

   レイモンド・チャンドラーは、ダシール・ハメットと並んでハード・ボイルド小説の代表的な作家。思考型ではない冷徹、非情なフィリップ・マーローのような探偵が主人公で、本格推理小説と正反対の分野と言えるでしょうか。

   さて、この小説、ハヤカワ文庫の清水俊二の訳で読んだ人沢山いて、絶賛してる人と、まぁまぁの人とに分かれ、私は後者なので、再度、読むか読まないか迷うところですが、表紙の帯に書いてある《あの「長いお別れ」が村上春樹の新訳によって生まれ変わります》が何だか気になっています。

魅力的な日本の歌曲

   私が愛聴するCDの一つに「早春賦~日本の愛唱歌」(DENON COCO-70641)があります。四人のクラシック歌手が、古い日本の名曲を熱唱しています。まず、鮫島有美子さんのソプラノで「早春賦」「花」「朧月夜」「かなりや」「赤蜻蛉」「この道」「故郷」「水色のワルツ」そして「花の街」。

   江間章子作詩、團伊玖磨作曲のこの歌大好きです。《七色(なないろ)の谷を越えて 流れて行く 風のリボン 輪になって 輪になって かけていったよ 春よ春よと かけていったよ》が一番の歌詞。今の季節にぴったりの、本当に素敵な曲です。

   ちなみにこのCDには、その他平野忠彦さん(バリトン)、塩田美奈子さん(ソプラノ)、市川倫子さん(ソプラノ)で「荒城の月」「浜辺の歌」「平城山」「砂山」「出船」「宵待草」「天然の美」「カチューシャの唄」「虹と雪のバラード」「上を向いて歩こう」「誰もいない海」「芭蕉布」の全21曲(約65分)が入っていて何と1000円。是非、お手許に。

推理ドラマの傑作

   テレビの推理ドラマに「刑事コロンボ」があります。最近はまったく放送がないので、過去形で「ありました」と書くべきなのですが、私は頻繁に放送していた当時に録画したビデオを沢山持っていて、時々観るので現在形です。

   ご存知の通り、このドラマは、まず冒頭に殺人事件が発生し、やっと走ってるようなポンコツの車で、ヨレヨレのコートを着た刑事コロンボが登場して、犯人が鉄壁に組立てたアリバイを崩していく面白さにあります。しかも犯人はいつも有名人とか人気タレントなどで。

   最初に犯人が解ってしまうのは「倒叙法」と呼ばれる推理小説の手法の一種で、何度繰り返し観ても飽きないのは、そのセイかも知れません。それにしても、このドラマ、かなり人気があり、好きな人沢山居ると思いますが、いつしか新作が出なくなってしまいました。

   その原因は、一説によると、主演のピーター・フォークが法外なギャラを要求した為に制作出来なくなったと、何かで読んだことがありますが真偽のほどは解りません。先日、テレビでピーター・フォークの近況を見ましたが、今や全く年を取ってしまい、とても新作は無理ですね。これからも、古い作品を時々観て楽しもうと思っています。

二十世紀ポップスの宝庫

   かまち潤著「20世紀ポップス名曲事典」(平凡社)というのを持っていて、時々パラパラと拾い読みします。1950年から2000年までの50年間に、ヒットした曲や有名な曲のデータやトピックスがそれぞれページ半分に書いてあり、読んでいると、何だか頭の中にメロディが流れてきて、とてもいい気分にしてくれます。

   例えば、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」。その本にこんな事が書いてあります。この曲の予想外のヒットで、以後、イーグルスは大変なプレッシャーと、ファンの過剰な期待を背負うことになったとか。

   また、ビー・ジーズの「愛はきらめきの中に」。大変美しいメロディが魅惑的ですが、当時、フランスにいいたビー・ジーズに、突然、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の挿入歌の依頼が入り、瞬く間に作った曲だと書いてあります。

   そして、ダイアナ・ロスライオネル・リッチーのデュエットで「エンドレス・ラヴ」。新作の恋愛映画に着手していたフランコ・ゼフィレリ監督が選んだのが、未発表だったリッチー(コモドア-ズ)のこの曲で、監督の提案でダイアナ・ロスとのデユエットが実現したそうです。

  何しろ、この本に載っている曲は全部で548曲。著者は「まえがき」で、この事典の完成は「夢」のような出来事と書いています。例え、実際に曲を聴かなくても、頭の中で音楽が楽しめる不思議な本です。とは言っても、この記事を書くにあたり、ここに取り上げたこよなく美しい3曲、久し振りに全部聴きました。

トランプ・ゲームの最高峰

   文豪サマセット・モームが「これまでに人間の知力が考え出した最も面白く、最も知的なゲーム」と言ったトランプ・ゲームに「コントラクトブリッジ」があります。勿論、ご存知の方は沢山居ると思いますが、知らない人のために紹介します。一度この遊びを知ったら絶対に虜になる凄いゲームです。

   最近はまったく遊んでいませんが、私もかって夢中になったことがありました。ただ、このゲームの難点は、同じ位のレベルの人が4人いないと出来ないことで、ばば抜きや七並べのように簡単にはいきません。

   要点だけ言うと、4人が麻雀と同じように座ります。そして対面の人同士がパートナーになり、配られるカードは一人13枚づつ。ゲームは最初に行う競り(オークション)と実際のプレイの二段階に分かれ、ルールはそう複雑ではないのですが、とても奥の深いゲームです。

   インターネットにまったくの初心者向けや詳しく説明したサイト(サイト1 サイト2 サイト3 サイト4 サイト5)が幾つかありますので、読んで下さい。日本コントラクトブリッジ連盟があり、全世界の競技人口は凄い数で、大抵の大学にクラブが存在し、競技大会も沢山あるこのゲームを、是非、自分のものにされることを。

感動の演説

   今回の中国の温首相の国会演説、いたく感動しました。終始にこやかな笑みを絶やさず、淡々とした語り口で「過去の日本の反省を積極的に評価」し「中国の近代化や経済発展に対する日本の支持を、中国人民はいつまでも忘れません」とも言いました。

   何年か前の対日感情の悪化がウソのような大変暖かい内容で、本当によかったです。この模様は中国全土にも放送されたようで、両国の絆が深まったことは間違いありません。日本の財界や経済界も高い評価で受け止めた様子です。

   13日付の朝日新聞の「天声人語」の一部を書いておきます。《中国の温家宝首相の国会演説を聞き、「威ありて猛(たけ)からず」を思った。孔子の弟子が師を表した言葉で、「威厳はあるが威圧感はない」。激しい言葉はなかったが、ゆるぎなく語りかけた印象が残った。……》と。私は武者小路実篤の「仲良きことは美しきかな」という言葉を思い出しました。

矛盾した対決

   松坂投手とイチロー選手の対決、日本の野球ファンにとっては、胸の痛む思いですね。松坂は抑えてレッドソックスは負けて欲しくないし、イチローは打ってマリナーズに勝って貰いたいし。正に矛盾です。結局、松坂はイチローをノー・ヒットに抑えましたが、あまり報道されていなかった城島に2本の二塁打を打たれたりして敗戦投手。

   今度、いつ対決があるのか解りませんが、イチローと松坂はお互いに認め合う仲のいい間柄のようで、日本人はますます応援に戸惑ってしまいます。恐らく二人とも内心は困っているのではないでしょうか。しかし、勝負はどっちかが勝って、どっちかが負けるのですから、割り切って淡々と見るしかありません。

   一方、新聞でこんな記事を読みました。レッドソックスの地元、ボストン市の観光協会とヤンキースの地元、ニューヨーク市の観光局が連携して、懸命に日本からの観光客の誘致を目指すとか。今後、ヤンキースの松井と松坂の対決もあり、野球は宿敵でも、ビジネスの上では協力し合って、アメリカの多額の出費を回収しなければという事でしょうね。

唯一の都電「荒川線」

   東京都内に、現在、一路線だけ都電が走っているのをご存知でしょうか?かって都電は、都内の交通機関として重要な時代もありましたが、何しろ一般道路を走る訳ですから、自動車の増加に伴って邪魔者扱いにされ、次第に減って現在は一路線だけになってしまいました。

   三ノ輪橋から町屋駅前、王子駅前、大塚駅前、雑司ヶ谷を経由して早稲田まで全長12.2キロで、駅の数が丁度30の都電荒川線。沿線住民にとってはとても便利な交通機関で「都電を守る会」をつくって廃止に猛反対した結果、東京都も残さざるを得なくなったのでしょうね。

   この沿線には、飛鳥山、とげぬき地蔵、サンシャイン60、雑司ヶ谷霊園、鬼子母神などの観光名所が点在しているので、乗り降り自由の一日乗車券400円(子供200円)を買って、休日にはこの都電で東京見物もいいかも知れません。私も、昔、雑司ヶ谷に住んでいた時にはよく乗りましたが、引っ越してからエンがなくなりました。

ピラミッドの建築の謎

   フランスの建築家ジャン・ピエール・フーディン氏が、ピラミッドの建築は、内側から外側に向かって作られたとの新説を、3月30日に発表したという記事をインターネットで読みました。フーディン氏は最先端の3次元テクノロジーを使って自動車や航空機の設計をしているフランスの企業と共同でこの研究を行ったとか。

   従来は、巨石を頂点に引き上げる為の傾斜台は、ピラミッドの正面で使われたというのが定説でした。ところが、フーディン氏の分析によると、その傾斜台はピラミッドの外側から10~15メートル内部に存在してたことは明らかで、ピラミッドは内部から建設を始めて、外側が徐々に出来たという説なのですね。

   また、別の記事によると、昔からピラミッドの建築にたずさわった人々は奴隷とされていたのが、近年、周辺の住居跡から豊かな生活物資が発見されたことにより、この建築は農閑期の公共事業で、強制労働では無かったに説が変わったようです。ピラミッド(建築の学問的なサイト美しい写真が沢山のサイト)の建築に係わる話題は、これからも延々と続きそうです。

一級の恋愛小説

   五年ほど前の作品ですが、一読をお薦めしたい恋愛小説を紹介します。鎌田敏夫著「柔らかい心」(角川文庫)。文庫本とはいえ446頁の長編です。大変緻密な構成で、明確に描かれた人物像とストーリー展開の面白さに引き込まれて一気に読みました。そして、その後も再度読んだくらいです。

   イタリアのミラノで働く律子の元に、ある日、日本の美弥という知らない女性からファックスが届きます。「人生で重大な話があるので電話を下さい」と。しかし、知らない相手なので律子は無視して、放っておくと、今度は電話が入り「会って話したいからイタリアに行きます」と強引に約束を取り付けます。そして、律子が空港に美弥を迎えに行く為に自動車を飛ばしているところから小説は始まります。

   「重大な話とは何なのか?」というミステリアスな導入部。やがて、律子と同じにイタリアで働く日本の男性をめぐる三角関係。シナリオ・ライターの鎌田さんならではのきめ細かい会話が見事です。読んだ後、余韻が残るとても魅力的な小説です。何を読もうか考えている方は是非!

石原氏の圧倒的な勝利

   東京都知事選、やっぱり現職の石原慎太郎氏が圧倒的な得票で当選しました。それにしても、昨晩テレビを観ていたら、8時3分過ぎにテロップが「石原慎太郎氏当選確実」と流れたのにはびっくり。

   3分間では、まだ投票箱をしかるべき場所に運んでる時間帯で、誰も全然中を見ていないはずなのに、確固たる自信でそんな情報が流せる分析システムって凄いですね。

   さて、石原氏の今回の勝因の最たるものは、大方のマスコミの論調がそうであるように、いつもの高圧的な態度が影をひそめ「説明が不充分で誤解を招いた」というただひたすらの低姿勢にあったような気がします。

   また、無党派層を意識して、自民党の推薦を辞退する一方、自民、公明両党に実質的な支援を求めたことも、戦略的に大きかったかも知れません。これからの四年間、生活に配慮した暖かい政策を東京都民として、願うばかりです。

受信するだけのシステム

   NTTドコモが、1968年から40年近く続けてきた「ポケベル」のサービスを3月31日をもって終了すると発表したので、このシステムは完全に終わったのかと思っていたら、そうではないのですね。その事を、昨日の「夕刊フジ」で知りました。

   「ポケベル」はNTTドコモの登録商標で、この受信専用の移動通信システムの総称は正式には「ページャー」といい、NTTドコモの他に「YOZAN」という会社がこの事業を行っているのだとか。

   この会社は今年の2月末現在、都内全域と近県に15万近くのユーザーを抱えていて、今回のNTTドコモの撤退を、むしろビジネス・チャンスと捉え自信満々。

   この「YOZAN」の顧客は、通信状況が悪くても絶対に「つながる」必要がある自治体や病院、企業などが中心で、すでに、品川区や江東区で防災無線の戸別受信機、埼玉県和光市でも独居老人の安否確認用に導入されているそうです。

   今や通信の主流は携帯電話であることは間違い無いところですが、一方的にシグナルが送れるこのシステムの特徴を生かした使い方が、他にも色々と存在するかも知れません。

再びサスペンス映画

   サスペンス映画については、前に「ヒッチコック映画大好き」とか「傑作サスペンス映画あれこれ」で書きましたが、再び何本か紹介します。

   まず「ジャッカルの日」。フレデリック・フォーサイスのベスト・セラーの映画化ですが、フランスのドゴール大統領の暗殺をテーマに、原作に勝るとも劣らない魅惑的な映画に仕上がっています。この小説、あまりの面白さに中断することが出来ず、土曜から日曜の朝にかけて、徹夜で読んだ記憶があります。

   次に「ナイアガラ」。ナイアガラの滝を背景にした官能的なサスペンス映画で、見所は何といってもマリリン・モンローの艶姿。ただし悪女です。次は比較的新しい「白と黒のナイフ」。緊迫した法廷場面に加え、依頼人と弁護士の恋というメロドラマを盛り込んだ実に面白いストーリー展開で、あっと驚くラスト。

   次は原作がエミール・ゾラという異色のサスペンス映画で「嘆きのテレーズ」。シナリオが秀逸で、後半はハラハラドキドキの連続。次は「針の眼」で、ケン・フォレットの世界的ベスト・セラーの映画化です。女性が一人でスパイに立ち向かうサスペンス。

   そして「白いドレスの女」。主演のキャスリン・ターナーが初めての映画とは思えない妖艶な演技で、弁護士のウイリアム・ハートが虜になって、彼女の悪事に加担してしまいます。他にもまだまだ面白い映画が沢山ありますが、また次の機会に。

とんでもない展開の裏金問題

   西武球団の裏金問題は、とんでもない展開になってきました。これから先どうなることやらプロ野球の好きな私としては心配です。調査委員会の中間報告によると、西武のスカウトは「他球団でもおなじようなことをやっている」とか「他球団に後れをとる訳にはいかない」と言ってるようで、西武だけでは片手落ちということになり、全球団を調査することになるのでしょうか。

   新聞社の質問に対する他球団の上層部のコメントを読むと、揃ってうちの球団は関係がないような口ぶりですが、コミッショナーがどう判断するのか、大変頭の痛そうな問題です。いずれにしても、調査委員会は、まず裏金に関係した170人の名前をどうするのかを決定しなければならず、さぞ、その対応に苦慮していることでしょう。

   もし公表した場合、かなり月日が経っているだけに、関係しているアマチュアの監督や現役選手にどんな処分を行うのかも相当難しそうで、今やプロ、アマ球界全体を巻き込んだ未曾有の大問題になってしまいました。関係者が叡知を絞って、いい方向に解決することを、プロ野球ファンとして心から願うばかりです。

掘出し物のCD

   先日、有楽町のHMVで掘出し物のCDを見つけて、何だかトクした気分になっています。シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団の名演でタイトルは「ワーグナー管弦楽曲集」(BVCC-38445)。歌劇「タンホイザー」の序曲、楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲、楽劇「ワルキューレ」より魔の炎の音楽、楽劇「神々の黄昏」よりジークフリートのラインへの旅など素晴らしい演奏が何と1050円。

   ワーグナーの好きな私は、このところ、この76分のCDを毎日のように繰り返し聴いて悦に入ってます。ミュンシュは名門ボストン交響楽団の音楽監督を務め、このオーケストラの黄金時代を築き上げた名指揮者で、レナード・バーンスタインと並んで小澤征爾の師匠の一人でもあるんですよね。

   調べたら、このCDは、昨年の12月に発売された「シャルル・ミュンシュの芸術1000」というシリーズ40枚の中の1枚で、他にもゾクゾクするような曲が沢山。このうち15枚は、CD化が初めてだというのですから、ミュンシュの好きな人にとっては堪りません。CD屋に行ったら、新譜ばかりに注目しないで、このように安くて価値のある掘出し物を、是非、見つけて下さい。

超一流建築家の意外な経歴

   今や世界的な建築家、安藤忠雄氏の経歴を知ってびっくりしました。若い時は「グレート安藤」のリングネームのプロ・ボクサー。

   戦績は23戦13勝3敗7分けで、ボクシングの試合で得たファイトマネーを元手に、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアを旅行しながら、独学で建築を学んだのだそうです。工業高校卒業後、大阪芸術大学へ入学しましたが中退。

   1987年イェール大学客員教授、1988年コロンビア大学客員教授、1989年ハーバード大学客員教授、1997年東京大学工学部教授、2002年南カリフォルニア大学客員教授、そして、2003年に東京大学を定年退官して、現在は東京大学名誉教授。

   すでに沢山の作品を残している超一流の建築家が、若い時はプロのボクサーだったとは。(インターネットの百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」によります。この事典はブログからリンク出来ませんので、もっと詳しいことを知りたい方は、直接読んで下さい。)

二種類の「が」の発音

   日本語の「が」の発音には二種類あるという事を、不覚にも最近「日本語使い方考え方辞典」で知りました。つまり、単語の頭にある、例えば「学校(がっこう)」の時の「が」と、文章の真ん中にある「○○が…」の時の「が」や「小学校(しょうがっこう)」の時の「が」は発音が違うのだとか。

   単語の頭にある「が」は音が鼻に抜けない「閉鎖音」と言い、これに対し、真ん中の「が」は、鼻にかかった、言わば「んが」というような発音で「鼻濁音」と呼ばれるのだそうです。多分、学校で教わっているのではないかと思いますが、まったく記憶にありません。

   日常、我々は会話してる時にどちらの「が」も全然意識しないで使っていますよね。その辞書によれば、最近は「鼻濁音」は後退している傾向にあるとのことですが、かってアナウンサーは、この使い分けが出来ることが必要条件とされてた時期があったそうです。

ビートルズの解散秘話

   中山康樹著「ビートルズ全曲制覇」という本を買いました。現役時代に発表された全213曲の克明な解説が書いてあります。その本のはじめに載ってるビートルズの解散秘話、面白いので紹介します。

   ビートルズは1969年の「アビー・ロード」のレコーディングを最後に解散したことになっていますが、正確には1970年4月に、ポールが三人に相談しないで、独断でマスコミに脱退を表明したことによって、解散が決定的になったとか。

   しかし、それに先だって「ホワイト・アルバム」のレコーディング中にリンゴが脱会したり、「レット・イット・ビー」のセッションの途中で、ジョージが居なくなったり、そして、また二人とも直ぐに戻ったりして、ビートルズの解散はいわば日常的な繰り返しで、次第にポールと三人の対立が激しくなり、事態はドロ沼化してたようです。

   つまり、終盤のビートルズは相当に仲が悪かったのですね。それにしても、ビートルズは明確な解散コンサートをしてる訳ではなく、見方によっては、まだ解散していないとこの著者は結んでいます。今でも新しいCDを発売すれば、たちまち世界的なベストセラーを記録するという事実が、ビートルズの音楽は永遠に不滅である事を物語っています。

ドーナツの真ん中の穴

   ドーナツが好きで「ミスタードーナツ」でよく買います。そこで、何でも調べるのが好きな私(ブログを始めてからこの傾向ますます顕著)は、このお菓子の歴史や「何故ドーナツは真ん中に穴が空いてるか」を調べてみました。まぁ、穴が空いてるからドーナツというのかも知れませんが。

   そもそもドーナツはオランダのパン屋さんが16世紀に油で揚げるお菓子を考えたのが最初で、その時には穴は無く、油を沢山含んでいるので「オイル・ケーキ」と呼ばれていたそうです。

   それが19世紀にアメリカに輸入され、丸くて小さくて、上にくるみが乗っていたので生地(dough)+くるみ(nuts)からドーナツ(doughnut)と名付けられたとか。

   そして、1847年にアメリカの海軍大佐ハンソン・グレゴリーという軍人が、表面積が大きくなって、揚げむらが無くなるという実用的な理由から、真ん中に初めて穴をあけたとある本に載ってます。このグレゴリー大佐の故郷ロックポートという町には、ドーナツに穴をあけた功績(!?)を称える「ブロンズ像」があるそうです。

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