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惑星でなくなった冥王星

   冥王星が惑星から除外されてしまいました。従って「水金地火木土天海冥」は「水金地火木土天海」に。ちょっと寂しい気もしますが、惑星の定義からすると、除外されて当然みたいですね。これにより出版業界は教科書や百科事典など作り直さなければならず大変のようです。

   しかし、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」はその日のうちに、2006年の国際天文学連合の総会で冥王星は惑星ではなくなったと書かれていました。書き込み自由の事典の強みです。

夏の京都

   先日、夏の京都に行ってきました。8月に京都に行くのはもう何年も続いています。旅行会社は有楽町の「PTSトラベルナビ」。今回行った二つのお寺、本能寺と妙心寺はどちらも明智光秀に関係しています。本能寺は言わずと知れた1582年に光秀が信長を襲ったお寺で、前夜、信長はここで茶会を開ていました。

   私は行く前、当然、「信長が自害した場所はここです」みたいな表示があると思っていたら、その事件のお寺は「本能寺の変」の時に焼失してしまい、現在あるのはまったく違う場所に建て直されたお寺で、せいぜい信長とその時戦死した家来のお墓があるくらいでした。そういうのって行ってみないと解らないですね。

   そして妙心寺。このお寺には光秀の叔父さんに当たるお坊さんが居て、光秀が信長を討った後、身の振り方の相談に訪ねてきたそうです。主君を殺めた光秀は自刃を考えていたらしのですが、そのお坊さんが思いとどまらせたと説明の人が言ってました。その時、理由は解りませんが、光秀は多額のお金を叔父さんに渡したとか。

   後に光秀が亡くなった後、そのお坊さんは供養のためにそのお金でお寺に浴室を作ったのだそうです。その浴室は公開されていて見てきたのですが「明智風呂」と名付けられ、今で言うサウナ風呂。400年前に作られたお寺の風呂場を初めて見ました。京都は本当に歴史を感じる場所ですね。暑かったけど楽しかったです。

紙も鉛筆も使わないパズル

   パズルの問題を一つ提出します。マーチン・ガードナー著「新しい数学ゲームパズル」からです。

   AとBの2台のミサイルが、互いに真っ直ぐ相手に向かって突進するものとします。Aは時速9000キロ、Bは時速21000キロです。2台のミサイルが1317キロを隔てて同時に発進されました。では衝突1分前の時、AとBの隔たりは何キロメートルですか?紙も鉛筆も使わずに暗算で答えを出して下さい。

自動改札機のシステム

   自動改札機に大人が子供のキップを入れたらどうなるか知ってますか?子供のキップが自動改札機に入ると、ランプが点灯してブザーが鳴り、それを見た駅員が通過するのは大人か子供かを眼で判断して、もし大人だったら「いけません!」と声を掛けるのだとか。

   駅員が見過ごせばそのまま電車に乗れますが、今度は出る時に再び眼の関門が待ってます。背の高さで判定するシステムを考えても、背の低い大人もいれば、背の高い子供もいるので難しいのだそうです。自動的にいかないものもあるのですね。

駅名の最短と最長

   日本の駅名で一番短いのは「津」駅(JR紀勢本線)ですね。当然、世界最短です。そして最長は松江にある「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」駅(一畑鉄道で23文字)。これはそれまで一位だった熊本県の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅(南阿蘇鉄道で22文字)と「長者が浜 潮騒はまなす公園前」駅(鹿児島臨海鉄道で22文字)を抜く為につけた名前のようです。

   ちなみに世界最長はイギリスのウエールズにある「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwurndrobwllllantysiliogogogoch」駅でアルファベット58文字、片仮名で書くと「ラランパイヤプフクインギルハゴーガレフウィンドロップブクスラントリトシリオゴゴゴッホ」だそうです。

   これを越えるのはとても難しそうで、やっぱり世界一になる目的で付けたのかも知れませんね。意味は「早瀬の渦巻きに近く、赤い洞穴付近の聖ティシリオ教会に近い、白いハシバミの中のくぼ地にある聖メリー教会」とは驚きです。誰かに道を尋ねる時には「例の長い名前の駅はどこですか?」と訊くしかないですね。インターネットで駅の写真を見ましたが、確かにその看板が出てました。

西村京太郎と山村美紗

   かねがね噂のあった推理作家の西村京太郎と亡くなった同じ推理作家の山村美紗との関係をテレビで初めて詳しく知りました。ゴールデン・タイムの放送だったので、ご覧になった方も居ると思いますが、そもそもの馴れ初めは山村美紗がまだ無名の西村京太郎に出したファン・レターだったとか。

   そして有名になった後、二人は本館と別館が並んでいる京都清水寺近くの古い旅館を同時に買って住居にし、その間を廊下でつなげたんですね。西村京太郎は独身でも、山村美紗は結婚していて二人の子供も居たのにです。つながっている廊下は山村美紗からは西村京太郎の家に勝手に入れるけど、西村京太郎からは山村美紗が鍵を開けないと入れなかったとは凄い仕組みでした。

   二人の居間は直通電話でつながっていて、友人でありながら恋人でもあり、推理作家としてのライバルでもあったのですね。二人の関係は山村美紗が1996年9月に亡くなるまで続いたようです。そのテレビで西村京太郎は「愛していた」とはっきり言ってました。

  番組の最後に山村美紗の画家の夫がテレビ局宛に特別に書いた手紙を読み上げましたが、大きな愛と包容力を感じました。インタービューに淡々と答えていた西村京太郎もいい感じでした。二人の推理作家の人生、とてもミステリアスでドラマチックです。

ローマ字と英語の回文

   回文とは上から読んでも下から読んでも、まったく同じになる文章です。実は私は織田正吉著「ことば遊びコレクション」という大変面白い本を持っていて、そこからの引用でローマ字と英語の回文を紹介します。こんな面倒なこと、よく思い付きますね。

   まずローマ字。Attakana hi ni hana katta.(暖っかな日に花買った)。そして何と俳句で。Odayaka ni akebono nobe ka inakayado.(穏やかにあけぼの野辺か田舎宿)。どうです凄いでしょう。

   次は英語で、まず文字単位の回文です。No lemons,no melon.(レモンもなし、メロンもなし)。それから、Too fat a foot.(太り過ぎの足)。そして単語単位。Women understand men,few men understand women.(女性は男性を理解しているが、女性を理解している男性は少ない)。

   そしてもう一つ、King,are you glad you are king?(王よ、あなたは王であることをお喜びですか?)。英語の方が、日本語より難しそうで、その上面白みに欠けますね。それにしても、世の中には色々と考える人が居るものです。

レオナルド・ダ・ヴィンチの偉業

   銀座のソニー・ビル40周年のイベントとして8階で催されてる「ダ・ヴィンチの発想と軌跡」という展覧会に行ってきました。ダ・ヴィンチと言えば、誰でもが頭にひらめくのが絵の「モナ・リザ」と「最後の晩餐」。中にはそれしか思い浮かばない人だって居るかも知れませんね。ところが、この展覧会を見るとびっくりします。ダ・ヴィンチの建築や土木に精通した科学者としての業績が大変な資料で紹介されているのです。見終わった後、それこそ「へー!」という感じです。

   会場で売っていたダ・ヴィンチの書いた手稿(ノート)や設計図等、貴重な資料がいっぱいつまっているCDを買って、家のパソコンで見てみたら面白くて面白くて楽しんでいます。 8月31日(木)まで開催されていますので、興味のある方は行かれたらいかがですか。

若き女性ジャズ奏者

   矢野沙織。現在19歳の女性アルト・サックス奏者です。小学校4年の時にプラスバンドに入り、アルト・サックスを始めたとか。すでに何枚かのCDアルバムが出ていて凄い演奏です。とても10代の女性とは思えない大変力強い音色で、ジャズ専門誌「スィング・ジャーナル」のアルト・サックス部門の人気投票で1位になったことがあるくらいの実力の持ち主です。

   ジャズ評論家の岩浪洋三さんがアルバムのノートの中でこう書いています。「初めて聴いた時、アルト・サックスの音色の美しさ、力強い音、リズム感と歯切れのよさ、そしてタンギングの見事さに感心し、すっかり魅了された」と。アメリカの有名なジャズ・メンと共演し、高い評価を受けています。自ら作曲もしていてアルバムの中に何曲か入っていますが、情感のこもった素晴らしい曲ばかり。

   ニューヨークの有名なジャズ・スポット「SMOKE」で行われた演奏で、共演したジョージ・コールマンに絶賛され、ジミー・コブに「サオリは日本のキャノンボール・アダレイだ」と感動されました。それにしても、ジャズの本場ニューヨークで活躍する日本の若き女性ジャズ・プレイヤー、嬉しいですね。

未完成の建物が世界遺産

    「サグラダ・ファミリア」。スペインのバルセロナに建てられてる教会で、1882年に着工したものの124年経って未だに未完成。写真を見ると非常に特異な形をした建造物です。設計は有名な建築家アントニ・ガウディですが、1926年に亡くなった後、詳細な設計図が残されておらず、色々な建築家がガウディの設計構想を推測するといった形で建築が続いています。

   未完成なのに2005年に世界遺産に登録されたのも驚きなら、建築を開始してから長い年月が経っているため、建築と平行して古い部分の修理が行われているとかにもびっくりします。 最近、この直下に高速鉄道のトンネルを掘る計画が持ち上がり、建物に重大な危険をもたらすと、地元の自治体に中止を求め、現在もめているとか。最近の予測では完成は2026年で、まだ20年かかるとは何だか気が遠くなるような話ですね。

スポーツ競技の判定

   スポーツ競技では、レフリーの判定をめぐって、大もめになることがよくありますね。例えば野球。塁をめぐってアウトがセーフの判定、ホームランかファールかのジャッジ、ボーク、タッチアップ等、もめ事の火だねはその他にも沢山あって、時として乱闘になるこもあります。またサッカーのオフサイドの判定も微妙な時は審判は大変です。何しろ、ボールを蹴った瞬間の選手の位置ですから、見極めが難しいですよね。この前の中国と北朝鮮の試合など、得点になるかならないかですから大騒ぎになって当然です。

   さてラグビー。よくテレビで観戦しますが、かって判定に対しての抗議もトラブルも見たことがありません。その理由は、恐らくあのゲームは、レフリーが笛を吹いても、敵も味方も観客も、誰が何の反則なのか、解らないことが多いからではないでしょうか。解っているのはレフリーのみで、その判定に黙って従うだけ。激しくて、面白くて、楽しくて、レフリーの判定に絶対に従う紳士的なゲーム、ラグビー大好きです。

コンピューターのシステム設計

   コンピューターが大変な事態を引き起こし、悲惨なことになることがあります。例えば、前に証券会社が誤注文をして、多額の損害が生じた事件。あれは入力した人が、株数と株価を逆に打ち込んだミスに加えて、直ぐそれに気がついたのに、取り消しが速やかに出来なかったシステム設計の問題です。あまりにも常識を外れた入力は、受け付けないように設計されていなければなりません。

   システム設計の説明のために単純な例を挙げます。コンピューターで売上を集計するプログラム。当然、、+数量×+単価=+金額ですね。数量と単価を入力すれば金額は自動的に計算されます。そして、返品の場合は売上の逆ですから、数量をマイナスで入れて金額もマイナスにならなけらばなりません。つまり、-数量×+単価=-金額です。ところが打ち込む人が単価をマイナスで入力したらどうなるか。-数量×-単価=+金額、数学の法則によってマイナス掛けるマイナスは金額がプラスになってしまいます。

   そこでシステム・エンジニアは、プログラムの上で、単価には絶対にマイナスが入らないようにするか、マイナスで入れても強制的にプラスになるようにするのが、システム設計の考え方です。  コンピューターは、システム・エンジニアとプログラマーの腕次第で、良くも悪くもなる道具です。

風が吹けば桶屋が儲かる

   昔から「風が吹けば桶屋が儲かる」というロジックがありますね。説明すると、風が吹くと砂やゴミが舞って人間の眼に入り、失明する人が多くなります。眼が見えなくなると楽しみがなくなって、三味線を弾いて小唄や端唄を歌う人が増えてきます。そうなると、三味線の需要が増加し、三味線を作るには猫の皮が必要で、猫がどんどん減ります。猫が減るとネズミが多くなり、片っ端から桶をかじって、桶を沢山作ることになるから桶屋が儲かるという理屈です。絵空事のこじつけとは言え、話の展開がよく出来ていますね。

   最近は「コンピューターの普及により水害が増える」という人が居ます。その論理はコンピューターは別名「紙食い虫」と言われるように紙を沢山使います。例えばチェックのために大量に打ち出した紙をシュレッダーにかけてる時など、本当に勿体ないと思いますね。紙を作るにはパルプが必要で、山の木を沢山伐採することになり、山が丸坊主。それにより雨が降ると水害が増えると言うのです。これは事実かも知れませんね。こんな因果関係、他にも色々とありそうです。

トーク番組は面白い

   テレビに「踊る!さんま御殿!!」という人気番組がありますね。司会がさんまで出演者多数の集団トーク。出演者に満遍なく話を持っていくには、基本的には台本があって、順番が決まっていると思うのですが、時々、片寄ってて気になることがあるんですよね。最初から最後まで、ほとんどしゃべらない人と、やたらにしゃべりまくっている人とが極端の時などもあって。

   私の勝手な推測では、台本はあるにはあっても、台本通りでは、トークの当意即妙な面白さが無くなってしまうので、その時の状況や流れによって、司会者に独断と偏見の判断をまかせているのではないかと。話が佳境に入り、懸命にしゃべってる人の話の腰を折るのは大変ですよね。それでも、あえて折らなければならない時もあるし。集団トークの司会は話の長短のコントロールが中々難しく、さんまのテクニックはさすがです。

是非欲しい一枚のCD

   CDに海賊盤というのがあります。違法商品なので、当然、正規のカタログには載っていません。しかし、秋葉原や神田神保町辺りのCD屋を丹念に探せば、手に入るかも知れないという不思議な商品です。現在、世界の市場に出回ってるCDやカセットの海賊盤は、インターネットの情報によれば、何と19億枚(本)を越えてるとか。違法なのに、インターネットには「公式海賊盤」とか「海賊盤初心者ガイド」とかのサイトがあるんですよね。

   さて、かなり前から探しているのに、中々手に入らない一枚のCDがあります。海賊盤でしか出ていないそのCDは、指揮がクラウス・テンシュテット、演奏は北ドイツ放送交響楽団で、マーラーの交響曲第2番ハ短調「復活」。懸命に探しているのは、許光俊さん(慶応義塾大学法学部助教授)という音楽評論家の本を読んだからで、その本にはこう書いてあるんです。

   この演奏を聴かずしてマーラー・ファンとは言えないと。そして、北ドイツ放送響と常任指揮者だったテンシュテットの関係は最悪の状態になり、訣別してしまったが、それもそのはず、こんな演奏を常にさせられたら身がもたない、頭もおかしくなるかも知れないと、北ドイツ放送響の団員達がこの指揮者を極度に嫌った為だとか。

   そんなのを読んだら、何が何でもその演奏、聴きたくなりますよね。しかし、その評論家は死んでも違法商品はイヤだという潔癖性の人にはお勧め出来ないと補足しています。でもそのCDが欲しいです。

どしゃ降りの雨

   今年は記録的な大雨で、各地で大変な事態を引き起こし、被害に遭われた方、本当にお気の毒です。謹んでお見舞致します。

   さてその雨ですが、どしゃ降りの雨の表現で、よく知られているのが「バケツの水をひっくり返したような雨」。これは解りやすいですね。そして「車軸を流す雨」。不覚にもこれを長い間「大八車の車軸をも流してしまうような凄い大雨」という大袈裟で誇張した言い方と思い込んでいたのですが、それが違うことを最近知りました。本当は「雨が車軸のような太い雨足で降る」という大雨の形容なんですね。「広辞苑」によれば、平家物語にも「折ふし降る雨、車軸の如し」という一節があるそうです。

   私が気にいってる英語の表現があります。《It rains cats and dogs.》。猫も犬も複数になってるのがミソで、猫と犬が沢山一緒にいたら本当にどしゃ降りの雨のような状態でしょうね。この英語の言い方、とても洒落てます。 

美空ひばりのポップス

   音楽は何でも好きなのですが、演歌と歌謡曲は苦手です。しかし、美空ひばりだけは例外で、偉大な歌手に敬意を表して一枚CDを持ってます。とは言っても美空ひばりが歌っている訳ではありません。何年か前にコロムビアから発売になった企画もので「美空ひばりトリビュート」というアルバム。かなり売れたようです。この企画には14人のアーティストが参加していて、主な顔ぶれは、谷村新司、ANRI、南こうせつ、泉谷しげる、篠原ともえ、さだまさし、森山良子、中西圭三、五島良子、杏子、宇崎竜童など。

   この歌手達がそれぞれ大変こったアレンジでひばりのヒット曲を歌ってるんですよね。もうひばりを離れた独自の世界です。参加者の一人、宇崎竜童がこのアルバムの解説の中でこう書いてます。「ひばりさんのファンが聴いたら間違いなく激怒すると思う」と。五島良子がピアノ伴奏でしっとりと心を込めた「みだれ髪」など、聴き応えがあります。そして最後のトラックは全員で「ウイ・アー・ザ・ワールド」風に歌う「川の流れのように」。このCD、結構、いいです。

キレると大変

   人間はキレてカッとなると前後の見境がなくなって、大変なことを起こしてしまいますね。ワールド・カップ決勝戦でのジダン。早朝の寝ぼけ眼でテレビを観ていたら、振り向きざまの頭突き、こともあろうにサッカー人生最後の試合にびっくりしました。そして最近では、漫画家やくみつると亀田選手のお父さんとのテレビ討論。私は観ていないのですが、討論というより喧嘩だったみたいですね。お互いにキレて、瞬間、知性も理性もどこかに消し飛んでの怒鳴り合い、女性アナウンサーなど怖くて震えたとか。

   さて、キレた為に、とてつもなく大変なことになった出来事といえば、浅野内匠頭の江戸城での刃傷がありますね。浅野内匠頭自らはその日のうちに切腹、赤穂城明け渡しで家来は全員職を失い、四十七士は膨大なエネルギーを費やして吉良邸に討ち入り、目的は達成したものの最後は全員が自刃。浅野内匠頭が、例えどんな理由があっても我慢して刀さえ抜かなければ、こんな凄いことにはなりませんでした。キレるって本当に恐ろしいことですね。

映画ファンのライセンス

   「映画検定」という制度があるのをご存知でしょうか?私もつい最近知ったのですが、映画雑誌「キネマ旬報社」主催で、映画の歴史、作品、俳優、スタッフ、業界などに関す知識をはかる試験制度です。1級から4級までの4段階に分かれていて、日本映画、外国映画を問わず、新作から往年の名作まで、さまざまの角度から問いかけて映画ファンのあかしを証明してくれるとか。

   合格すると免状をくれると思いますが、それを持ってたからって、人生の役には立たず、せいぜい友人、知人に見せて自慢するくらいでしょうね。でもちょっと鼻が高いかなぁ。超映画ファンを自負する私としては、どんな問題が出るのか気になるところで「映画検定公式問集全300問」というのを買って見てみたら、4択問題ですが、結構、難問がいっぱい、勉強しないと4級すら合格しそうもない感じです。しかし努力する価値が果たして……。

クラシックをジャズで

   クラシックとジャズを同時に聴きたい時は、ジャック・ルーシェというピアニストがいます。ベースとドラムを加えたトリオで、結構、アルバム沢山出ています。最初はバッハだけだったのですが、近年はビバルディの「四季」、ラベルの「ボレロ」、ドビュッシーの「月の光」、モーツアルトの「ピアノ協奏曲第20番・24番」と、どんどんレパートリーを増やしてジャズにアレンジしています。

   どれもみんなぴったりジャズにマッチングしていて、違和感は少しもありません。でも何と言ってもバッハがジャズに一番よく似合うんですよね。「G線上のアリア」や「トッカータとフーガ」など思わず聴き惚れてしまいます。最初にバッハをジャズで演奏しようと思った発想が素晴らしいです。何時間でも聴いていたくなる心地よさ。まるでバッハが最初からジャズで作曲したような錯覚を覚えます。

   私のお気に入りはショパンの「夜想曲」全曲。全曲というところが凄いです。これはトリオではなく、ソロで演奏していますが、クラシックとは違う洒落た味があって中々いい演奏です。もしクラシックの作曲家がみんなジャズの手法を知っていたら、現在、我々の聴いてる名曲がどんなになっていたのか。音楽にはクラシックとジャズの境などないのかも知れませんね。

映画「ユナイテッド93」

   公開中の映画「ユナイテッド93」、観る価値がありそうですね。「週間朝日」の映画評でも4人が4人とも最高点をつけていて、中には必見と書いてる人も居ました。しかし、内容が2001年9月11日の例のテロで墜落した4機めの航空機の真実に迫るドラマだと知ると、怖くて観るのを躊躇する人も居るかも知れませんね。本当にあの日の出来事は衝撃的でした。何度も何度も放映された世界貿易センタービルが崩壊するシーンが今も脳裏に鮮明に焼き付いています。

   この映画は亡くなった40人の遺族、友人、関係者への膨大なインタビューが基盤となって作られたようですが、評者の1人は「すごい。圧倒された。相当に肝のいる題材だが、これにはどんな立場の人もとりあえず黙ってしまうはず」と、またもう1人の評者は「緊迫の臨場感とはこれ、その場にいた人々の絶望が、観る者を直撃する傑作」と書いていました。私も観ようと思っています。

ショパンの恋

   ピアノの詩人ショパンと女流作家ジョルジュ・サンドとの恋愛は有名な話ですね。その恋愛中にショパンは沢山の美しい名曲を生んでいます。しかしサンドは恋多き女で、同時にロマン派の詩人ミュッセとも付き合っていました。つまりビックな三角関係です。ある日、ショパンがサンドの家を突然訪れると、テーブルの上に飲みさしのコーヒー・カップが一つ、ショパンは猛烈に嫉妬を覚えたと音楽史の本に載っています。電話が無かった時代の話です。

   東大の文学部を出た音楽評論家に武川寛海さんという方がいます。沢山の作曲家の裏話を面白可笑しく書いてる異色の評論家で、まるでその場に居合わせたかのような話が実に面白くて、思わず引き込まれてしまいます。ある本で、後にサンドがショパンを評して「自分の本心を見せぬ、自尊心の強い、訳のわからない人だった」と言ってたとかを読んだ時、ショパンのイメージが一気に壊れてしまいました。そんな話、誰から聞いたか解りませんが、ショパンが好きな私としては、読まない方がよかったかも知れませんね。

イヤ・フォンの傑作

   今年5月に発売になったソニーのイヤ・フォンMDR-EX90SL、約二ヶ月聴いてみて改めて感動しています。従来のイヤ・フォンのイメージを完全に変えてしまうような凄い音です。価格は約1万円しますが、それだけの価値は充分にあります。よく出ているのに刺激性がまったくないナチュラルな高音。ヴォーカルがとても美しく聞こえるまろやかな中音。そして、たっぷりした量感で迫力のある低音。ともかくダイナミック・レンジが広いのです。

   クラシックでもジャズでもロックでも、どんな音楽にも適合しています。それに加えて抜群の装着感。何時間聴いていても圧迫感がまったくなくて疲れないのも嬉しいですね。オペラの全曲だって大丈夫です。家でいい装置で聴いているかなりのオーディオ・マニアが、外に出る時も、同じレベルで音楽を聴きたかったら、絶対にお薦めの商品です。

高中正義の魅力

   クラシックを聴く心境でも、ジャズを聴く気分でもない時は、高中正義をよく聴きます。独特のギターの音色と、一貫した快いテンポで心が安まります。正座して音楽を聴くのではなくて、リラックスした気分で、ただ何となく音楽が欲しい時は、最適な音楽です。流れるような曲想がそれぞれの曲に変化があって、同じアルバムを何度繰り返し聴いていても飽きないんですよね。

   私は自分で楽器をやってないので解らないのですが、あるギターを弾いてるファンの書いたものによると、高中正義のギターの音の秘密は、弦をはじくピッキングの強さにあるのだそうです。アルバムが沢山出ています。ファンもいっぱい居ます。聴いていると、その人気がよく解るような気がします。

親切が裏目

   群ようこさんの「交差点で石蹴り」というエッセー集の中に、こんな話がありました。群さんが中学生の頃ある本を注文し、届いた本の表紙を開けてみたら、そこには頼みもしないのに、色々なコメントやら著者のサインがあって「どうして、こんな勝手なことをするんだ!」と激怒し、それ以来、その著者の本を二度と読もうとは思わなくなったというのです。勿論、著者は読者が喜ぶと思って善意でしたことには違いありませんが、それが裏目に出て、一人ファンを失ってしまったのですね。

   確かにこちらの意図がきちんと先方に伝わらず、反対にとられて、もどかしい思いをする事があります。また、相手が本当にイヤで辞退してるのを、遠慮していると勝手に解釈して、過剰なサービスでひんしゅくをかうようなこともありますね。相手の喜ぶ顔が見たくてしたことが、逆に相手を怒らせることにならないように、私もよく注意しなければ。

独特な構成の恋愛小説

   ユニークな構成のあまり知られていない恋愛小説を一冊紹介します。鎌田敏夫著「恋愛映画」。新潮文庫で、10本の有名な恋愛映画がベースになっています。だからといって別にその映画を知らなくてもストーリーと関係ありません。この小説は何がユニークかというと、一行の説明文も状況描写も無いのです。つまり最初から最後まで、ただひたすらに会話、会話、会話。映画やドラマのシナリオだって会話だけでは無いですよね。

   登場人物は36歳のばついちの建築家とビール会社に勤める27歳のOLの二人だけ。会話だけで、人間像もその場の情景も、読者の脳裏に鮮明に浮かび上がらせる著者のテクニックが凄いです。二人は観た映画を論じ人生を語ってるうちに、いつしか恋に落ちていきます。抑制がきいた節度があって、読んでいて納得がいく自然な流れです。プラトニックな清潔感が全編に漂い、読み終わった後、しばらく余韻が残る珠玉の作品です。

   この小説は残念ながら絶版で、手に入れるには「ブックオフ」で古本を探すしかありませんが、前に何冊も並んでいるのを見たことがあるので、必ず手に入ると思います。探して読むだけの価値がありますので是非一読を。

絵の価値って凄い!

   この前、甲府の知人を訪ねたついでに、念願の山梨県立美術館に行ってきました。この美術館はミレーのコレクションで知られています。有名な「種まく人」をはじめ、かなりの数のミレーの絵があり、その総額は相当な金額と聞いています。当時、絵を買う為に多額の税金を使ったと、一部の県民から苦情が出たとか。また新宿の保険会社所蔵のゴッホの「ひまわり」も、そんな高価な絵を買うくらいなら、保険料の料率を下げて貰いたいと加入者から文句が出て、話題になったことがありますね。

   さて、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」。パリのルーブル美術館にあるこの絵には評価額がついていません。つまり評価出来ない無限大の価値なのですね。1911年8月、この絵が美術館から盗まれて、大騒ぎになったことがあります。二年後の1913年12月、一人の男が画商に売ろうとして逮捕され、永遠に失われたものと思っていた絵が元に戻りました(年月は百科事典調べ)。それ以来、防弾ガラス付き防犯ケースで、厳重な警備体制のもとで展示されているとか。

   一度だけこの絵を日本に運び、展覧会を開いたことがあります。その時フランスが日本に出した条件は《万一、飛行機が墜落しても、「モナ・リザ」は何でもないようなケースを作って欲しい》と。果たして実際にそんな事が出来たのか定かではありませんが「モナ・リザ」って本当に凄いですね。

吉祥寺のジャズ喫茶

  吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」に時々行きます。ジャズが好きな人なら大概は知っているジャズ喫茶の老舗です。オーナーは沢山ジャズの本を書いている寺島靖国さん。ユニークなジャズ評論やエッセーなど人気があります。早稲田大学を出てサリーマンを経験した後、30年以上前にこの店を開店しました。

  ジヤズ喫茶は同好の士が集まってる連帯感がいいんですよね。ここに居る人みんなジャズが好きなんだぁみたいな。好きなCDをリクエストしたりして、コーヒーや紅茶一杯で結構長い時間居ます。オーナーの寺島さんはオーディオも好きで音がいいから、つい時間が経ってしまうんですね。

   吉祥寺にはもう一軒よく行ったジャズ喫茶「A&F」があったのですが、何年か前にオーナーが亡くなり、閉店してしまいました。この店は入口に《ジャズに関心のない方は入店をお断りします。店内では会話や携帯電話を禁じます。》と貼紙がしてあり椅子は全部スピーカーの方を向いた一人掛け。友達と行っても別々に座り、ただひたすらにジャズを聴くことに没頭。熱狂的なジャズ・ファンにはたまらない店でした。ジャズ喫茶が段々少なくなって寂しいです。

配役の意外性

   テレビの二時間サスペンス・ドラマって結構多いですよね。読むのに時間のかかる長い推理小説でも、必ず二時間で決着がついてしまうのですから、人気があるのが解ります。ところが小説と違って困るのが、出演してる俳優によって、犯人の見当がついてしまうことがあるんですよね。つまり悪役の俳優はいつも悪役。だから犯人が解ってしまうのです。

   アルフレッド・ヒッチコック監督の名作に「サイコ」というサスペンス映画があります。この映画の中で、ジャネット・リーという主演女優が映画の半ばであっけなく殺されてしまいます。映画史に残るその有名なシーンには私も驚いた記憶があります。後にヒッチコックはインタビューで「観てる人は、まさかあそこで主役の女優が殺されるとは思わないでしょうね」とニコリとしたとか。ヒッチコックは観客を驚かすこの意外性をちゃんと計算に入れてあったんですね。

   ドラマの配役を誰が決めるのか知りませんが、いつも警察署長や刑事部長などをやってるいい役ばかりの俳優が、たまには凶悪犯で逮捕され、手錠をかけられて警察に連行されるみたいなサプライズを試みてみたら面白いと思うのですが。

大好きな街、銀座

   昔から銀座が大好きです。東京には新宿、渋谷、池袋など盛り場は沢山ありますが、銀座は他とは一線を画する高尚で清潔感に満ちた独特の雰囲気。歩いてる人まで人種が違うように見えてしまいます。きれいなお店のウインドウを眺めてるだけでも楽しいですね。そして、その銀座に行くと必ず寄る所があります。銀座5丁目にあるソニーのショー・ルーム

   ここは昔からある銀座の名所みたいな所ですね。何階にも商品が展示してあり、知的で洗練された女性が何人も居て、質問すると親切丁寧に商品の説明をしてくれます。近年、ソニーはオーディオ、ビデオばかりではなく、パソコンやデジカメにも熱を入れていて、つい最近、一眼レフのデジカメが発売になりましたね。またパソコンもオーダー・メイドのコーナーがあり、ニーズに合わせてディスク容量から色まで設計してくれるのには驚きます。

   私のように音楽が好きで、オーディオ、ビデオ、パソコン、カメラなどに興味のある者にとって、正に宝島ですね。みなさんも、銀座に行った時には、是非、立ち寄って楽しい時間を過ごしてみたらいかがですか?

密室トリック

   推理小説の目玉は、やっぱり「密室トリック」ですね。ほとんどの推理作家が取り組んでいます。殺人の起きた部屋には外から入れない鍵が掛かっていて、果たして犯人はどうやって部屋に入り、どうやって脱出したのか。読んでいてワクワクします。

   しかし、沢山の推理小説を読んでいるつもりですが「これは凄い!」と唸るような密室トリックの傑作には、残念ながらまだお目にかかっていません。推理作家は英知を尽くして、是非、読者を驚喜させるような作品を書いて欲しいものですね。

   昔読んで感動した覚えのある密室トリックの古典、横溝正史の「本陣殺人事件」もガストン・ルルーの「黄色い部屋の秘密」も、後に改めて読み直してみたら、私にとってはそう優れたトリックとは思えませんでした。この小説が好きな人、ごめんなさい!

楽しいパズル

   パズルが好きで、古今東西のパズルの本を、結構、沢山持ってます。難解なパズルを解いた時の爽快感は何とも言えないですね。逆に中々解けずにイライラする焦燥感もありますが。数学の問題とパズルの違いは何かというと、数学の問題は代数式などの数式で解けて、パズルは数式では解けないものと、前に読んだことがあります。「広辞苑」のパズルの項には《謎解き、判じもの》と出ています。

   さて簡単なパズルの問題を一つ。知ってる人も居るかも知れませんが、シンプルだけど中々良く出来ていて、私は傑作だと思っています。

   「一昨日はまだ19歳でした。そして来年の誕生日がくると、22歳になります。ならば今日は何月何日?そして誕生日は何月何日?」トンチではなく、純粋に論理的な問題です。どうか電車の中などで考えてみて下さい。 

「駅すぱあと」のこと

   「駅すぱあと」というソフトは大変に価値がある素晴らしい秀作。恐らく沢山の人がこのソフトのお世話になってますね。例えば初めての所に行く時とか、旅行プランを立てる時など、その偉力は絶大です。

   さて、東京から有楽町までのルート。そんなのを見る人など絶対に居ないですよね。ところが見てみると面白いのです。時間順の1番は、勿論、山手線外回りで2分、そして20番目がびっくりします。東京~(JR中央線快速9分)~四ツ谷~(東京メトロ南北線3分)~永田町~(東京メトロ有楽町線4分)~有楽町で、乗車16分に他18分をプラスして合計34分と出ています。この18分は乗り換えに要する時間。

   何故こんなルートが出てくるのか、もしかしたら、シャープなコンピューターのちょっとした息抜きかも知れませんね。その論理思考の組立をメーカーに聞いてみても、多分、企業秘密で教えてくれないでしょう。

   ところで、どなたか休みの日に体力に自信があって暇な方は、このルートをトライしてみたらいかがですか?

長い「回文」

   「回文」とは、上から読んでも下から読んでも同じになる昔からある言葉の遊び。例えば有名なのに「竹藪焼けた」(タケヤブヤケタ)とか「確かに貸した」(タシカニカシタ)とかがありますね。

   さて知る人ぞ知る長い傑作を一つ。「長き夜の、遠の眠りの皆眼覚め、波乗り舟の音の良きかな」(ナカキヨノトオノネフリノミナメサメナミノリフネノオトノヨキカナ)というのですが、中々よく出来ているでしょう。まだちょっと先のことですが、元旦の夜、これを紙に書いて枕の下に入れて寝ると、いい初夢を見るとか。

  試みたことがないので、真偽のほどは不明です。

サスペンス映画の傑作

   サスペンス映画の醍醐味は、勿論、ドンデン返しですね。ラストに二重のドンデン返しがあって、前から私が人に薦めまくってる映画に「情婦」という白黒のアメリカ映画があります。封切られた当時「この映画のストーリーは絶対に人に言わないで下さい」と宣伝してたとかでも有名です。原作はアガサ・クリスティの短編小説「検察側の証人」。.それが何故「情婦」になったのか解りません。

   この映画は原作を遥かに超えた傑作で、原作者のクリスティ自身もそう言ってたとか。実に面白いですよ。大抵のレンタル屋にありますから、まだ観てない人は是非!

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