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W杯の初戦に勝った日本

   今日は何がなんでもサッカーW杯ロシア大会の日本の初戦、コロンビアとの試合のことを書かないわけにはいきません。何しろ、日本のFIFAランク61位に対しコロンビアは16位の相手です。ランクの差で考えれば、当然、コロンビアが勝ってもおかしくないのに、その強敵を破ったのです。

   何しろ、試合が始まって3分。ゴール前のごちゃごちゃから、香川はゴールを狙いすましてシュート、コロンビアの6番は得点を防ぐためには手を使うしかなかったのです。普通、ハンドの反則は意識しないで手や腕に当たることがほとんどなのに、6番はしっかりボールを見てました。つまり主審の目の前での確信的反則です。

   主審はポケットから即座にレッド・カードを取り出して退場の宣告。コロンビアは一人少なくなった上に日本にPKを与え、香川は落ち着いてゴールを決めて先取点を取りました。まだ選手全体が緊張がほぐれていないところでの先取点は、どれほど士気をを高めたかその効果は計り知れません。

   そして、同点で迎えた後半28分、コーナー・キックのチャンスを得て、香川に替わって入った本田の蹴ったボールは大迫の頭をめがけて飛んでいき、ものの見事に勝利の決勝点を生みました。ともかく、初戦で勝点3は誠に大きく、次のセネガル戦がとても楽しみになりました。ではこの試合の関連動画(約59分)です。

前代未聞「PK戦のやり直し」

   サッカーW杯ロシア大会が開幕し、今夜、そのコロンビアとの第一戦が行われようとしてるのに、ネットで《サッカー、異例のPK戦やり直し決定 審判がルール誤る》という見出しの記事を発見しました。この記事は「週刊文春」6月21日号の「NEWSのターゲット」にもまったく同じ記事があります。

   その「週刊文春」の記事によると、6月6日に行われたこの試合は、1-1で決着がつかずにPK戦になり、アマチュア一部リーグの「奈良クラブ」はPK戦の末にJ1の「名古屋グランパス」に勝利しました。ところが、この番狂わせは、5日後の11日に、日本サッカー協会はPK戦をやり直すという前代未聞の発表をしたのです。

   その理由は、PK戦の時に「奈良クラブ」の4番目のキッカーがフェイントをしたので、主審はキックのやり直しを命じましたが、キックは成功しました。ところが、競技規則に従うと、フェイントは「不正」として失敗にしなければならず、その時点で「奈良クラブ」の敗北が決まっていたのです。

   つまり、主審の判断ミスによって、勝ったはずの「名古屋グランパス」は負けてしまったのです。結局、日本サッカー協会は会議を開き,「PK戦のやり直し」ということで、両チームは納得してるようですが、7月に行われるとかのPK戦。国際サッカー評議会の判断のようですが、何か後味が悪いです。

楽しい「ネット・サーフィン」

   「ネット・サーフィン」とは、インターネットが盛んになった1990年頃からの言葉で、海の上のサーフィンは駄目ですが、これは得意です。説明するまでも無く、パソコンの前に坐り、検索エンジンを立ち上げて、まるでサーフィンをするように次から次にwebサイトを観ることで、結構、楽しいです。略して「ネサフ」。

   ともかく、ブログを始めてから、「ネット・サーフィン」をよく行っています。頭に浮かんだ言葉をキーにして検索すると、思いがけ無いサイトが出てきて、それをテーマにブログにアップしたくなることがあります。例えば、つい最近、「ネット・サーフィン」をしていたら出てきたのが「世界三大古戦場」というサイトです。

  そこで、ブログのテーマに取り上げてアップしたのが「世界の名だたる三大合戦」というタイトルの記事。つまり、「ネット・サーフィン」の産物と言っていいでしょう。そうしたら、今度は関ヶ原の合戦で天下を取った徳川家康が江戸を世界一流の都市にしたことが頭に浮かび上がったのです。

   それで、今度は「徳川四代 大江戸を建てる!」という本が脳裏に出てきて、家康が水の確保に苦労していた記事をベースにした「飲料水で苦労した徳川家康」というタイトルの記事をアップすることになり、「ネット・サーフィン」のお陰で二本の記事を続けて書くことが出来ました。ネットって本当にいいです。

右利きと左利き

   ネットで《なぜ一定確率で存在する左利きに関する驚くべき10の知識と研究》というサイトを発見しました。中々面白いので読む価値があります。世界的に見て人間は右利きが圧倒的に多く、左利きは約10%なのだそうです。しかし、私は基本的に右利きなのに、どういうわけか、ハサミだけは苦労しないと右では切れません。

   また、私が勤務していた会社の社員に右でも左でも普通にOKの人がいて、右手に持った箸と左手に持った箸を同時に使い、巧みに食事しているところなど実に芸術的で感嘆の声を発したくなりました。そして、左手で電卓を扱いながら右手で字を書いてる光景など、誰か呼んできて見せたいと思ったことがあります。

   それにしても、販売されている道具類はほとんど右利き用に作られているので、不自由を感じて、右利きになるように矯正してる人もいるようです。ところで、動物は右利きと左利きが50%だそうですが、どうして、人間は約10%の確率で左利きがいる理由はまだはっきり解明されてないようです。

   ただ、ある本によると、人間は大事な心臓を守るには右利きでなければならないので適応でそうなったという説。つまり、人間は戦う時、左手に盾を持って左胸の心臓を守りながら、右手に武器を持って戦うので、右利きでないと大変だからです。でも一塁が少し近い野球は絶対に左利きが有利なのは言うまでもありません。

W杯ロシア大会の仕組と予定

   いよいよサッカーW杯が開幕しました。気になるのはテレビ放送のスケジュールで、ネットでグループ別の全64試合の放送予定表を見つけましたのでチェックしてみて下さい。放送時間が日本時間で表示してあるので、深夜などに放送がある時は、録画のシステムを活用し、昼間、ご覧になることをお勧めです。

   それでは、まず全体のシステムを改めて確認しておくのがいいでしょう。予選で出場の権利を得たのは32カ国。それが、AからHまでの8つのグループに分かれています。つまり、1グループは4カ国、従って、トーナメント戦に出るためには、3試合を戦って、勝ち点が上位2位にならならなければなりません。

   つまり、8グループの2チーム16カ国がトーナメント戦を戦って優勝を争うのです。さて、日本にスポットを当てましょう。日本はHグループで、その4カ国はコロンビア、ポーランド、セネガル、日本。従って、日本は6月19日にコロンビア、6月24日にセネガル、6月28にポーランドと戦います。

   この激戦を制して、何とか1位になったら7月3日にG組2位、2位の場合は7月2日にG組1位と戦い、それに勝てば準々決勝が7月6日と7日、準決勝が7月10日と11日、3位決定戦が7月14日、そして、決勝戦が7月15日。たとえ確率は低くても、可能性はあるので予定表を見ながら大いに応援しましょう。

ジャズ・ヴォーカルと美文

   私が大切に保存している五冊のジャズの本があります。「ジャズ・ヴォーカル感傷旅行」「ジャズ・ヴォーカル哀愁旅行」「ジャズ・ヴォーカル抱擁旅行」「ジャズ・ヴォーカル追憶旅行」「50年代ジャズ青春譜」。著者は北村公一さんというジャズや映画について書かれているエッセイストです。

   たまたま30年近い前のある日、本屋の店頭で「ジャズ・ヴォーカル哀愁旅行」(現代書館)を見つけ、立ち読みすると、文章がロマンに満ちて誠に美しく、筆致が私の好みにぴったりで、著者のほかの本が読みたくなりました。そこで奥付に住所が書いてあったので、本の感想と次の発刊を望んでいる手紙を送ったのです。

   すると北村さんから丁寧なご返事を頂き、以来、ずっと年賀状のやりとりが続いています。年賀状に時にニューヨークのジャズ・クラブに行ったことなどが書いてあり、そのあたりのことをもっと詳しく聞きたいと考え、手紙を出そうと思いつつ月日が流れてしまいました。でも年賀状の交換は途絶えていません。

   その北村さんから、昨日、俳句集団を立ち上げた旨の葉書を頂戴し、そこに《飽きずにまた俳句展をやります。ぜひご来場を》と書いてあります。北村さんに初めてお目に掛かる絶好の機会なのでどうしようかと思いながら、昔作った拙い一句《路地裏や 闇深まりつ 遠花火》を入れてお礼の葉書を送ったところです。

洒落たアメリカ映画「脱出」

   かなり以前、NHKBSから録画したビデオ・テープの映画「脱出」をDVDにダビングしてご機嫌です。最近はいい映画にお目にかかれないで溜息をついてる映画ファンに声を大にして薦めたい極上のアメリカ映画です。原作は文豪アーネスト・ヘミングウエイ、原題は「TO HAVE AND HAVE NOT」。

   大好きなハワード・ホークスが、腕によりを掛けて演出しています。出演者はハンフリー・ボガード、映画に初めて出たローレン・バコール、ピアニストで作曲家のホーギー・カーマイケル、そして、名脇役のウォルター・ブレナン。何しろボガートはこの映画でバコールと恋に落ちて後に結婚しています。

   この映画の評価は映画大辞典の10点の人のコメントがいいでしょう。《例えば一人でDVD鑑賞して観終わった、その瞬間に画面に向かって拍手喝さいしてしまう、そんな作品です。…緊張感と味わいに満ち溢れた名場面の数々と一瞬たりともダレることがないそのテンポ!これぞ傑作中の傑作です!》。

   ともかくこの映画を観ずして映画を語るなかれです。何しろカッコいいシーンがやたらに出てきます。とくにラスト近く、ホテルの部屋で敵に囲まれたボガートがバコールに抽出の中の煙草を所望します。バコールは開けた抽出をそのままにしておくと、ボガートはその中の拳銃で相手を倒して脱出。絶対にお奨めの映画です。

飲料水で苦労した徳川家康

   一昨日、徳川家康が関ヶ原の戦いによって、日本の覇権をほぼ決定づけたことを書きましたが、今日は河合敦著「徳川四代 大江戸を建てる!」(実業乃日本社)より、徳川家康が未開の地であった江戸をどうやってガラリと姿を変えて、世界有数の大都市にするまでの苦労話の一部を書きます。

   そもそも、家康が天下を取った後、すでに江戸城は老朽化でボロボロになっていたのに、何で江戸を本拠地に定めたかというと、家康は江戸の利点を熟知していたからです.。江戸の町は海に近く、水運にも恵まれ、北や西に向かっての陸路にも適していて、抜群の地理的条件に魅力を感じていたのです。

   ところで、家康が江戸に来て、最初に取り組まなければならなかったのは飲料水の確保。何しろ、徳川家が江戸に入りるに際し、家臣とそれを支える多くの人が江戸に移住してくることになり、当然、人口が急増します。従って、飲み水が不足してはそれこそ死活問題と言っていいでしょう。

   そこで、良質の水を調達するには深い井戸を掘らなければなりませんが、それには沢山のお金と技術が必要です。そこで、家康は川を堰止めて飲料水用のダムを作ることを考えたのです。それが「千鳥ヶ淵」と「牛ヶ渕」の二つのダムで、現在も皇居のお濠にその名を残しています。やっぱり、家康は偉いです、

1メートルを定義した方法

   長さの単位1メートルをどうやって決めたかご存知でしょうか。そもそも、日本では「尺」を使っていたように、世界中いたる所で様々な単位を使っていました。しかし、交通が発達し、世界の流通が活発になると、共通の単位が必要になり、世界中の誰でもが解る単位としてメートルを使うことにしたのです。

   それなら、1メートルの長さは何を基準にすればよいか色々と考えました。そして、フランスの議会で「北極から赤道までの距離を計算によって求め、それを1万で割った値を1メートル定めました。ところが、地球は自転するので、その歪みによってどうも寸法が不安定になってしまうのです。

   そこで、1960年に開催された国際度量衡総会(CGPM)で、クリプトン86元素が真空中で放つ橙色の波長をもとに1メートルの長さを定義しました。しかし、この方法は何となく釈然としないので、科学者たちは集まってもっといい方法があるのではないかと色々と模索したのです。

   その結果、レーザー技術の進歩を踏まえて、光の速さと時間をもとに決めた方法が299,792,458分の1秒間(この根拠は不明)に、光が真空中を伝わる距離を1メートルに定義しました。そんな方法で作ったメートル原器は、パリの国際度量衡局に保存されているようです。

世界の名立たる三大合戦

   ネットに、書いた人不明の「世界三大古戦場」という記事を見つけました。まず、最初は1815年6月18日にベルギーのワーテルロー近郊において、イギリス、プロイセン、オランダの連合軍とフランス軍との間で行われた「ワーテルローの戦い」で、ナポレオンの最後の戦いと言われています。

   この時、ナポレオンは深刻な痔疾に悩まされ、しかも下痢ぎみで、太って重くなった尻が鞍にすれて激痛が走り大変だったと何かの本で読んだ覚えがあります。次は1863年7月1日~3日に行われたアメリカ合衆国の南北戦である「ゲティズバーグの戦い」、これは南北戦争史上最大の激戦地となりました。

   そして、3番目は1600年10月21日に行われた天下分け目の大合戦「関ヶ原の戦い」。徳川家康を総大将とする東軍と石田三成を中心とする西軍との戦いです。西軍の将軍の多くは豊臣秀吉恩顧の武将で、家康は豊臣家の家臣同士の成敗合戦という建前をとり、豊臣家は表向きは静観の立場を取りました。

   しかし、この戦いは実質的に徳川家康の覇権を決定づけることとなり、関ヶ原における決戦を中心に日本の全国各地で戦闘が行われ、この合戦を最後に、日本国内の内戦に終止符を打ったと言っていいでしょう。ともかく、これ以降、武士がお互いに斬り合って命を落とすことが無くなった非常に意義のある一戦でした。

猫が大好きだった谷崎潤一郎

   最近、《文豪たちが書いた「猫」の名作短編集》という本を買いました。その中に「細雪」の作者谷崎潤一郎の随筆「ねこ」があります。その書き出しは《動物中で一番の縹緻(きりょう)好しは猫族類でしょうね。猫、豹、虎、獅子、みんな美しい。美しいが、どれが一番いいかと云えば猫ですね。第一眼がいい。

   それから鼻の格好が素敵だ。…猫の鼻は理想的です。長からず短からず、ほどよき調和を保って、眼と眼の間から、口もとへスーッとのびる線の美しさは何とも云えない。中でもペルシャ猫のが一番よろしい》。どうやら、文豪はよっぽど猫が好きで、ネットのどこかに猫の事を書いた何かがあるに違いないと思ったらありました.。

   その「谷崎潤一郎と猫」と言う一文によると、彼の好んだ猫は西洋種に限られ、ことにペルシャ猫が好きで、一時は十数匹も飼っていたそうです。また、谷崎の作品に「猫と庄造と二人のおんな」という小説があり、妻に愛する猫を連れていかれてしまう男を描いていますが、実はこれと同じことが谷崎自身にも起こりました。

   谷崎の奥さんが同じ作家の佐藤春夫のもとへ行った事件は文学史上有名ですが、この時、谷崎が大好きだった猫が妻と一緒に彼のもとを去り、死ぬまで佐藤家で暮らしたということです。ところで、彩図社の編集したこの随筆「ねこ」の終わりぐらいに、佐藤春夫の名前がちょっと出てきますが、まったく別の話でした。

毛沢東が川で泳ぐ珍しい映像

   サッカーのW杯の開幕が迫ったことだし、丸谷才一さんの随筆から「サッカーは血を流す」というタイトルの話を紹介します。この随筆の出だしは《イギリスのスポーツ愛好者はいまだに毛沢東を恨んでいるそうである》。何で毛沢東を恨んでいるかというと、1966年に毛沢東が長江で水泳をしたからです。

   というのは、1966年はサッカーの発祥の国と言えるイギリスがW杯で西ドイツを破り初優勝した年なのです。当然、イギリスは大騒ぎで、世界の注目がこのことに集まると思いきや、同じ週に毛沢東が水泳をしたために、世界のニュースはこっちの方が大きく取り上げられ、イギリス国民は残念の極みだったのです。

   しかし、この随筆の本来はサッカーのトラブルの話で、サッカーW杯の予選で中米の二つの国、エルサルバドルとホンジェラスが戦い、3-1で破れたのをくやしがったホンジェラス人が、同国内にいたエルサルバドル人をいじめたために1万2000人が本国に逃げ帰り、二つの国は正に戦争状態。

   丸谷さんはこの話から「サッカーは血を流す」を書いていますが、私は、偶然、イギリスがW杯で初優勝した年と毛沢東が長江で泳いだ年が重なったことに興味を持ち、毛沢東が沢山の人の前で泳ぐなど希有のことで、きっと映像があるに違いないと、ネットを探したらYouTubeがあるではないですか。72歳の毛沢東が沢山の警備兵に見守られながら泳ぐ姿をじっくりご覧になって下さい。誠に珍しい光景です。

坂本龍馬の新婚旅行

   日本の有名人で初めて新婚旅行をしたのは坂本龍馬なのをご存知でしょうか。知る人ぞ知るの、結構、有名な話です。何しろ、龍馬は新しいことが好きで、断髪、西洋靴をいち早く取り入れたり、日本で初めてボーリングをしたのも竜馬だと何かで読んだことがあります。では新婚旅行の詳しい話です。

   ともかく、二つ目の「寺田屋事件」は1866年(慶応2年)1月23日の深夜に起きました。襲われた龍馬は傷を負い、池田屋の養女おりょうが薩摩藩に救援を求めます。二人は以前から顔見知りで、お互いに憎からず思ってました。そして、事件の後、二人は結婚し。傷の療養をかねた新婚旅行をすることにします。

   行く先は西郷隆盛の薦めもあり、鹿児島の霧島山のふもとにある温泉場。二人は薩摩藩の船「三邦丸」で大阪を出発し、3月10日に鹿児島の天保山に到着。そして、3月16日に船で錦江湾の桜島を眺めつつ、霧島山を目指します。何はともあれ、二人は長い新婚旅行を大いに楽しんだようです。

   ネットに坂本竜馬の新婚旅行の記事があり、鹿児島には、「坂本龍馬新婚の旅碑」と「坂本龍馬とおりょう新婚湯冶碑」の2体の銅像が建てられています。どちらも2人が新婚旅行で立ち寄った事を記念して作られましたとあります。新婚旅行の記念の銅像があるのは坂本竜馬夫妻だけではないでしょうか。

宇宙人と交信する人類の夢

   もし地球以外の宇宙に生物がいるのなら、地球側から呼びかけてみようと44年前に送信した「アレシボ・メッセージ」をご存知でしょうか。1974年、アメリカの自治国プエルトリコ島にある「アレシボ電波望遠鏡」の直径305メートルの固定型アンテナの張り替えが行われ、その結果、アンテナの性能が一段と向上しました。

   これを記念して、3分間、周波数2380メガヘルツ、出力3兆ワットの電波に乗せてアレシボ・メッセージが送信されたのです。発信された内容はシンプルな一枚のデジタル画で、発信先はヘルクレス座の球状星雲M13。このM13は、総数300万個にも及ぶ星によって構成された星団です。

   視直径(眼で見た時の大きさ)は満月の2倍にもなり、夜空では存在感のある星団と言っていいでしょう。その星団の中に、文明を理解する生物がいれば、電波に乗って届いたアレシボ・メッセージを受信。解読して地球に返信してくれるかも知れないと言うのです。しかし、地球からM13までの距離は何と2万5000光年。

   従って、届いてから帰ってくるまで5万光年掛かるわけですから、たとえ、宇宙人がいて返信しても、それを読むのは無理です。そこで1987年(昭和62年)に16光年先にある「ひこ星」で知られる「アルタイル」に日本のある出版社がメッセージを送りました。計算だと返信の到着は来年の2019年ですが、はたして?

こよなく美しい日本の歌4曲

   ふと頭の中に美しいメロディが浮かび上がり、いつまでも消えないことがあります。《七色の谷を越えて 流れて行く風のリボン 輪になって輪になって かけて行ったよ 春よ春よと かけて行ったよ》。この歌の題名は「花の街」。作詞が江間章子で作曲が團伊久磨の何とも美しい歌で、うっとりとしてしまいます。

   さらに《春は名のみの風の寒さよ 谷の鶯歌は思えど 時にあらずと声も立てず 時にあらずと声も立てず》、吉丸一昌の作詞で中田章作曲の春が来ると必ず頭に浮かぶ「早春賦」。どちらも春の歌ですが、何度繰り返し聴いても飽きません。そして、中田章の息子さんの中田喜直作曲、江間章子作詞の「夏の思い出」

   何しろ父親に匹敵する美しさです。《夏が来れば思い出す はるかな尾瀬とおい空 きりの中に浮かびくる やさしい影野の小路 みず芭蕉の花が咲いている 夢見て咲いている水のほとり しゃくなげ色にたそがれる はるかな尾瀬とおい空》。親子して頭の中に美しいメロディがいっぱい詰まっているようです。

   続いてもう一つ中田喜直の作曲で「雪の降る街を」。《雪の降る街を雪の降る街を 思い出だけが通り過ぎてゆく 雪の降る街を遠い国から落ちてくる この思い出をこの思い出を いつの日にか包まん あたたかきしあわせのほほえみ》、この作詞は内村直也。こよなく美しい日本の歌4曲でした。

地球の円周や重量を計る方法

   地球の大きさを初めて測ったのは、紀元前276年頃、今日のリビアにあたるキュレネの町に生まれたエラトステネスだったということが、ネットの「物理の窓」という記事に出ています。何しろ、エラトステネスは、幼少の頃から優れた頭脳の持ち主で、当時、最も権威があったアレクサンドリアの図書館長を勤めていました。

   この在職中にエラトステネスは地球の大きさを測ろうと思いつき、自分の住むアレキサンドリアとそこから約900キロメートル離れたシエネとの、夏至の日の太陽の角度の違いを利用して地球の大きさを測定したのです。その結果、地球の円周=4万5000キロメートと計算によって算出しました。

   次は、地球の重量を測った人とその方法です。地球の重量は「6×10の24乗キログラム」とちゃんと出ていますが、この不可能と思われる計測を可能にしたのはニュートンです。この根拠になっているのは、《物体はその質量に比例した引力で、ほかの物体を引っぱっている》という「万有引力の法則」です。

   実際にどうやるかと言うと、重さ1グラムの物体と砲丸を用意します。そして、地球の表面に置かれた1グラムの物体に働く地球の引力を測ります。その上で、1グラムの物体に対する砲丸の引力を調べるのです。その結果、地球の引力が砲丸の引力のX倍なら地球の重量は砲丸の重さのX倍。これを考えた人物はイギリスの物理学者ヘンリー・キャベンディシュです。

テレビ局の企画に深々と脱帽

   《衛星写真で見たポツンと建つ一軒家を大捜査》というテレビ番組を観ていたら、埼玉県の山の中の一軒家を捜索隊が尋ねて行く場面です。何しろ、その一軒家は山の頂上近くにあり、そこにたどり着くまで大変です。運良く捜索隊は一軒家の住人と知り合いの人に道で遭遇、電話で連絡をとってくれました。

   捜索隊は山道を苦労しながら登り、住人に会うと、その70歳の男性は若い頃からアマチュア無線が趣味で、相当に年期が入っています。世界中の無線愛好者と交信したいがために山を購入し、その山頂に家を自分で建築し、何本もアンテナを立てて、自分の家を離れて生活しています。

   家の中の紹介映像が画面に映し出されましたが、棚に飾ってある無線機は40台以上、また、よりクリアな音で送信したいがために、高価なマイクロフォンも幾つも所有していて、正に無線機のコレクターです。恐らく、過去、無線のために費やした金額はとてつもないものになってるに違いありません。

   オーストラリアのマニアと交信してる映像が画面に映りましたが、たまたま通信状態が悪く、「ハロー」と「バイバイ」だけで通信が終わりました。しかし、その方は「こちらの番号をはっきり聞き取れたので、間違いなく、こちらの音声が届いているのが解り、それだけで嬉しいです」と言ってました。マニアのみぞ知るです。

世界の国歌あれこれ

   世界で一番長い国歌は、ギリシャの「自由への賛歌」と題された国歌で、何と158番まであり、全曲の演奏時間は約55分掛かります。従って、スポーツ競技などの表彰で演奏される時は、普通、2番までしか演奏されません。ちなみに、キプロス共和国も「自由への賛歌」を国歌にしています。

   次に世界で一番短い国歌は字数では日本の「君が代」で、演奏時間は約1分掛かりますが、ヨルダン国歌は30秒で終わってしまいますから、一番短い国歌はヨルダンと言っていいでしょう。また、歌詞が無く、メロディだけの国歌は、スペイン、ソマリア、アラブ首長国連邦、サンマリノ、カタール、モーリタニア。

   ただ、スペインは、国民の要望によって、後で歌詞を作ったことを何かで読んだことがあります。また、世界で最も古い国歌と言われているのは1570年頃に出来たオランダの国歌「ウィルヘルムス」で、この国歌は15番まであり、その最初の文字をつなげると、正式な歌の題名になるそうです。

   そして、有名な作曲家が作った国家としては、オーストラリアの国歌はモーツアルト、ドイツの国歌を作曲したのはハイドン、イタリアは国歌が二つあって、第2の国歌と呼ばれてている「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」は。オペラで有名なヴェルディの作曲したものだそうで、ヴェルディの作った国家とはカッコいいです。

センス抜群の知的な恋愛映画

   ちょっと間が空くと、映画を話題にしたブログが書きたくなります。過去、数え切れないほど映画を観て、超映画ファンを自負してる私が、これは凄いと思った一本の映画を紹介しましょう。私はWOWOWで初めて観たのですが、私のベストテンの一本に絶対に入れたい傑作で、未見の方は損しています。

   その映画のタイトルは「恋人までの距離」。原題は「BEFORE SUNRISE」(この方がはるかにグッド!)で、1995年ベルリン映画祭の「最優秀監督賞」を受賞しています。脚本も監督もリチャード・リンクレイター、出演の俳優は、イーサン・ホークとジュリー・デルビーの二人だけと言ってもいいかも知れません。

   ともかく恋愛映画です。列車の中で、ひょんなことがきっかけで二人は知り合います。会話が実に知的で意気投合した二人は、目的地に行く前に、ウイーンの街を散策することにします。何しろ矢継ぎ早の会話は誠に秀逸、どんどん画面に引き込まれます。脚本、演出、演技が三位一体の抜群のセンスです。

   「映画大辞典」の10点の人のコメントを一つ《…誰もが夢に思う、ほのかな一夜限りの出会いです。これをリアリティを持って、見事に描き切りました。甘酸っぱいような、切なさを覚えます。また、セリフの英語が本当に素晴らしいと思いました。繰り返しの鑑賞に堪える名作です。…》。是非、早くご覧になって下さい。この映画に1点をつけてる人は映画を観る資格がないと断言出来ます。

海外の宝くじ購入禁止の理由

   海外の宝くじにはとてつもなく高額のものがあり、その説明をしているサイトを見つけたので二つばかり紹介します。まず、アメリカの「パワーボール」、その記事こ書いてあることをそのままコピーすると、数字選択型の宝くじで、1~59までの数字を5つ、1~35までの数字を1つ選ぶ形式です。

   2013年5月に史上最高金額の5億9000万ドル、日本円で約600億円の当選がありました。しかし、当選確率は1億7522万3510分の1だそうですから、ほとんどゼロに近い確率と言ってもいいでしょう。そして、もう一つはフランスが発祥のヨーロッパの「ユーロミリオンズ」。

   現在はヨーロッパ9カ国で発売されているやはり数字選択型の宝くじで、1~50までの数字を5つ、1~9までの数字を1つ選び、2012年8月に1億4000万ポンド、日本円で約183億円の当選がありました。どちらもとてつもなく凄いですね。ところが、刑法187条3項で日本人が日本で買うのを禁じています。

   その買ってはならない理由は、もし、日本人が外国の宝くじに魅せられて、日本の宝くじを買わなくなると、日本国の収入が減るからです。平成18年度の日本の宝くじの売上額は1兆938億円、それの45.8%が当選金として支払われ、経費などを引いた残りの39.8%が国や自治体の儲けで、何と4374億円が転がり込んでくるのです。海外の宝くじを解禁すると、この収入が半減する恐れがあり禁止しているのです。

「ピタゴラスの定理」の発見者

   唐突ですが、今回は嫌われものの代表のような数学のことを書きます。数学と言ってもそう難しいことではなく、かの有名な「ピタゴラスの定理」です。この定理を習ったのは昔のことで、よく覚えていないという方は、ネットの《三平方の定理(ピタゴラスの定理)の公式とは?》というサイトをご覧になって下さい。

   直角三角形の三辺の関係がこうなっているという話で、この公式の偉力は絶大、A,B,Cのどの一辺が解らなくても、計算によって算出することが出来るのです。しかし、この定理はピタゴラスが発見したものと信じて疑わなかったのに、実はの定理の発見者はピタゴラスでは無いということをご存知でしょうか。

   一般的にこの直角三角形の三辺の関係を「ピタゴラスの定理」と呼ぶように習った方が多いと思いますが、これと同じ意味の「三平方の定理」は「ピタゴラスの定理」より先に発見されていて、「考古学的事実」という記事がネットにあり「三平方の定理の発見者は?」にこう書いてあるので紹介します。

   《「ユークリッド原論」の「三平方の定理」は始めから「ピタゴラスの定理」 と呼ばれたわけではありません。このように呼ばれるようになったのは 「ユークリッド原論」が書かれてから数世紀が経過してからです。…ここではっきりする点は「三平方の定理」の発見者は、ピタゴラスよりも以前の人なのです》と。

「山手線」全29駅の紹介本

   東京を円状に走っているJRの山手線、全29駅をすべて紹介している鈴木伸子著「山手線をゆく、大人の町歩き」(河出書房新社)という本を買いました。東京生まれで東京育ちの私としては、勿論、降りたことが無い駅は一つもありません。何しろ、子供の時から乗ってるのですから当然でしょう。

   やはり東京生まれの著者の鈴木伸子さんの書き出しは東京駅。そもそも大正3年に出来た駅舎は、昭和20年に空襲で焼失したことで、築30年で姿を変え、その後、60年以上そのままで存在した後に、最初の姿に戻りました。全国が新幹線網で結ばれた現在、東京駅は東海道、東北、上越、北陸新幹線の起点です。

   ちょっと私事ですが、私の勤務していた会社のメイン工場が福島県にあり、東北新幹線の起点が上野駅だったので、上野駅に行くのが少し面倒でした。そして、上野駅の東北新幹線の乗り場がかなり下の位置にあったため、出張の際、エスカレーターを必死に駈け降りて、やっと新幹線に間に合った事があります。

   また、前は鎌倉に遊びに行く時、池袋駅から山手線か地下鉄丸ノ内線に乗って東京駅にやってきて、ここから横須賀線で鎌倉に行ってました。ところが、現在は池袋駅から新宿駅、大崎駅を経由して、東京駅を通らないで、直接、鎌倉に行くことが出来ます。何も変化しない「山手線」ですが、2020年に一駅増えます。

ヘレン・メリルが歌う「ユビソ」

   多摩美術大学を卒業されて、イラストレーターになられた和田誠さん、映画も音楽もやたらに詳しくて、随筆をいっぱい書いてます。何しろ、専門家も顔負けの知識を驚くほど持っていて、1996年に発刊された「いつか聴いた歌」(文藝春秋社)に眼を通すのが好きで、過去、どのくらいこの本を手に取ったか解りません。

   ページを何となく繰っていたら、眼に飛び込んだのは《You’d Be So Nice to Come Home To》という歌。日本語の訳がついていますが「帰った時のあなたは素敵」と言われても大抵の方がピンとこないのは間違いなし。しかし、「ユビソ」と言えばジャズが好きなら誰だって直ぐに解ります。

   和田さんの解説をちょっと紹介すると、この歌の作詞、作曲は「コール・ポーター」で、1943年の映画「サムシング・トゥ・シャウト・アバウト」の挿入歌です。しかし、この歌を有名にしたのは何と言ってもヘレン・メリルがクリフォード・ブラウンのトランペットをバックに歌う軽快なジャズ・ヴォーカル。

   この「ユビソ」を語るには、ヘレン・メリルが出てこないとと思って読んでいたら和田さんはちゃんと心得ていて《そもそもこの歌の存在を知ったのは、ヘレン・メリルのレコードのおかげと言う人が多く、実はぼくもその一人である》と書いてます。では、ヘレン・メリルの「ユビソ」を、皆さんと一緒に聴くことにしましょう。

難解な「パラドックス」の世界

   「パラドックス」とは何のことかご存知でしょうか。これは論理的矛盾です。ネットで《なるほどわからん。頭がカオス化する、気の遠くなるような10のパラドックス(論理的矛盾)の世界》というサイトを見つけましたので、これが、一体、どういうものであるか、参考のためその最初の一つだけ紹介しましょう。

   それは、「アキレスと亀」と題された有名な「パラドックス」で「ゼノンのパラドックス」とも言われています。このパラドックスの物語はかの有名なアキレスと亀が徒競走を行うところからスタートします。アキレスと亀では、当然、勝負にならないので亀を500メートル先からスタートさせます。

   そして、アキレスが500メートル地点にやって来た時、亀は50メートル進んだと仮定します。しかし、アキレスが更に50メートル進んで550メート地点に到着すると、カメとの距離は5メートル。その後、距離は0.5メートル、0.25メートル、0.125メートル・・・と、距離は縮まるが決して追いつけません。(論理的には!)

   ゼノンが提唱したかったのは《それらが導く結論はいかにも非現実的であるにもかかわらず、結論を導く論証過程自体は正しそうに見える点にある》ということ。つまり論証の前提の正しさを受け入れる者にとって、結論を拒否するためには論証過程のどこに誤りが潜んでいるかを指摘する必要があるというのです。いやはや。

人だけでない「あくび」の伝染

   「あくび」は伝染するとよく言われます。確かに私も体感した覚えがあり、きっとちゃんとした理由があるのだと思っていたら、ネットで《「あくび」はなぜうるのか?「あくび」研究論文》という記事を発見しました。ちょっと長いので、興味のある方は、直接、読んで頂くとして、この記事から驚くべきことを知りました。

   それは「あくび」の伝染は人間同士だけの現象ではなくて、チンパンジーにも起きることが《英国王立協会報(生物学)の電子版2004年7月21日号に,「チンパンジーにおけるあくびの伝染」と題した論文が掲載されたというのです。「あくび」の伝染と題されたこの記事、動画もあって面白いです。

   更に《犬にあくびがうつるのは絆が強い証拠!?あくびがうつるのは人だけではなかった!》と言う記事を発見。それをよく読むと『人と犬の絆が強いほど、あくびがうつりやすいという』研究結果を東京大学が発表し、この詳細は「PLOS ONE」という科学雑誌に掲載されているということです。

   こうして、次から次に「あくび」に関する記事が出てくるのには驚くばかりで、きっと「あくび」について関心がある方が世の中にはいっぱいいるに違いありません。そこで、ネットにまだほかにあるのではないかと探したら、犬の「あくび」の伝染映像子猫の「あくび」の伝染映像を見つけましたのでご覧になって下さい。

珍しい「ローマ字の回文」

   文字を並べ変えて別の意味の言葉を作る言葉遊びを「アナグラム」と言いますが、上から読んでも、下から読んでも同じになる言葉遊びを「回文」と言います。その「回文」の傑作が20も書いてあるサイトを見つけましたので、覚えておいて、誰かに教えると話題になるかも知れません。

   何と言っても「回文」の傑作中の傑作は、この中にある《長き夜のとおのねぶりの皆目覚め波乗り船の音のよきかな(なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな)》でしょう。ともかく、これを宝船の絵と一緒に1月2日に枕の下に入れて寝るといい夢を見ると言われています。

   まだ先のことですが、来年の正月2日(元旦ではありませんよ)には、寝る時にお忘れなくお試し下さい。更にもう一つ、「回文」の和歌の傑作《草々の 名は知らぬらし 花守も 名は知らぬらし 花の咲く咲く(くさくさの なはしなぬらし はなもりも なはしなぬらし はなのさくさく)》。を書いておきます。

 では最後に言葉遊びの大家、織田正吉氏の「ことば遊びコレクション」(講談社)から珍しい「ローマ字の回文」を二つ紹介しましょう。Usagi no ko nigasu.(ウサギの子逃がす)、Ikina otokonoko toaniki.(いきな男の子と兄貴)、これはパズル研究家高木茂男氏の作品だそうで、さすがとしか言いようがありません。

「桜桃忌」間近の太宰治

   みずほ銀行から月刊誌「てんとう虫」が会社をリタイアした今でも、毎月、家に送られてきて、私はこれの愛読者です。その6月号の特集は「いつまでも太宰治」。太宰治の誕生日でもあり、遺体の発見された日が6月19日であることからこの日は「桜桃忌」と名付けれている関係で、6月号で特集を組んだのでしょう。

   この特集の中に太宰治に関することを書いたエッセイが幾つかありますが、今回は作家の高橋源一郎氏の「イッツ・ダザイ・タイム!」で、高橋氏は《日本の作家でダザイほど言葉を巧妙に扱った作家はいない。前代未聞、空前絶後。例をあげればキリがないので、一つだけ、お教えしよう》とこんな事を書いています。

   何しろ《冒頭の一文」である。わたしの知る限り、ダザイは、世界文学史上最高の「冒頭の一文」書きであった。最初の一語、最初の一文でグッと読者の気持ちを掴む。そのために心血を注いだのだ》とか。小説「女類」の出だしは《僕(二十六歳)は、女をひとり、殺した事があるんです》。えええ、殺人犯の自白から始まる小説?

   ああ続きが読みたくなる。つまり、出だしで読者を引きつけてしまうのです。《こんな具合にダザイは、最初から全力投球だった。そして、最後の一文までそれは続いた。それがダザイの小説、文章の最大の特徴だった。一切手抜きなし。…》。太宰治の小説、未読既読を問わずにいっぱい読みたくなりました。

パソコンのキーボードの配列

   パソコンのキーボードの配列、「これは、一体、誰がいつ頃考えたものだろう」と思っている方は世界中にいっぱいいるに違いありません。この配列の名称を「QWERTY配列」(クワーティ配列)と言い、ネットのウイキペディアにこのことを詳しく説明しているのを発見しましたので、これをベースに説明します。

   ともかく、このサイトをクリックして見て下さい。左から6文字がQWERTYであることから「QWERTY配列」と呼ばれているのは言うまでもありません。この歴史を紐解くと、1872年にクリストファー・レイサム・ショールズという人によって配列の原型が提案されていて1882年に世間に発表されています。

   勿論、まだパソコンが世に出ていないタイプライターの時代で、一番上の列に並んでいる10文字を並べ変えれば「TYPE WRITER」になるのは、偶然でないのは明らかで、初めてタイプライターを販売する時、「誰でもこんなに早く打てますよ」のデモンステレーションのためにはこうなることが必要だったのでしょう。

   いずれにしても、この記事には「QWERTY配列が完成するまでの過程」が詳しく書いてあるので、興味のある方はお読みになって下さい。ところで、タイプライターのメイカーのレミントン社が、文章を打つ時、よく出る文字の頻度を分析すると、速く打ってもアームがからまない配列はこれしかないとかなり前に読んだ覚えがあります。でも「TYPE WRITER」が第一列だけで打てるのは偶然とはどうしても思えません。

あまり耳にしない「四字熟語」

   岩波書店の辞書編集部が編集した「四字熟語ひとくち話」の中から「へー、そんな四字熟語あるの?」という珍しい四字熟語を幾つか紹介します。もしかしたら「その四字熟語なら昔からよく知っている」という方がおられるかも知れませんが、その方は、私より自分の方が上だといい気分になってご容赦下さい。

  まず、最初は「規矩準縄(きくじゅんじょう)」、測量や作図に欠かせない四つの道具、、つまり、コンパス、物差し、水準器、墨縄のことで、何のことはない法律や規則の別称です。続いて「口耳四寸」(こうじしすん)、耳から聞いて、たった四寸を通過させて口から出していたのでは自分の身につかないという教え。

   次に「鶏鳴狗盗」(けいめいくとう)、鶏の鳴きまねに優れた者、狗(犬)のように盗みがうまい者などどんな下らない技能でも何かの役に立つこともあるたとえです。また「唯唯諾諾」(いいだくだく)は言われる通りに何でも言うことをきくこと。《あいつはなんでも「唯唯諾諾」だ》などと言います。

   「一日三秋」(いちじつさんしゅう)という四字熟語をご存知でしょうか。一日が三回の秋、つまり、三年間に匹敵する長さで《たった一日逢わないだけでも思慕の情が高まり「一日三秋」の思いだよ》などと使います。では最後は「暴虎馮河」(ぼうこひょうが)で「猪突猛進」とよく似てる四字熟語です。

生まれて初めて買ったLP

   つい最近、テレビでクイズ番組を観ていたら「生まれて初めて買ったLPやCDを保管してる人は何%か?」という問題が出てきました。私が音楽と親しくなった頃はまだCDが無いLPの時代で、当然、生まれて初めて買ったのはLP。そのLPはよく覚えていて、今でもきちんと保管しています。

   初めてステレオ装置を買い、まだ一枚もLPを持っていない私は、何を買おうか考えている時に、新宿の街を歩いていて見つけたのが「トガワ」というLPの中古店です。中に入ると、埃にまみれた夥しい沢山のLPの中で私の眼に留まったのはバリトンのフィッシャー=ディースカウが歌うシューベルトの三大歌曲集。

   言わずと知れた「美しき水車屋の娘」「白鳥の歌」「冬の旅」の三曲、このブログの記事を書くからには現物を見なければと久しぶりに手にしました。LP4枚がダンボールの箱に入っているセットもので、箱の後に小さく印刷されてるのは定価5,000円、しかし、中古を幾らで買ったかは覚えていません。

   ただ、大事に抱えて家に帰ったことを明確に記憶しています。中を見てみると《世紀のリード歌手フィッシャー=ディースカウ》というタイトルで福原信夫氏が解説を書いています。これからデンオンDL-103カートリッジでじっくり「冬の旅」を聴こうと思っています。実は原盤が同じCDも持ってます。

«いろいろな種類の「笑い」